モリサワ MORISAWA PASSPORTに流れるように文字がつながる「澄月」など2021年新書体登場

モリサワ‗2021新フォントmain

モリサワは、10月21日よりフォントライセンスの「MORISAWA PASSPORT」製品の契約者を対象に、「MORISAWA PASSPORT アップグレード2021年10月版」の提供を開始した。アップグレードに伴い、新書体が追加されている。

同アップグレードで追加される書体は92書体。和文書体として、流れるように文字がつながる筆書体「澄月(ちょうげつ)」をはじめ、クリーンな骨格に小さめの字面のゴシック体「あおとゴシック」や、中国の注釈書と日本の浮世草子から復刻した筆脈を強く意識させる書体「げんろく志安」、活版印刷のインクのにじみを再現したオールドスタイルの明朝体「秀英にじみ四号かな」、漢字の学習や教材作成に便利な「UDデジタル教科書体 筆順フォント」を追加。欧文書体には、本格的な本文組版でも利用可能なヒューマニストサンセリフ「Sharoa Pro」や、軽快で遊び心のあるディスプレイ書体「Backflip Pro」が加わっている。

また、文学文藝作品を組む目的で制作された「文游明朝体」や、同書体と共通の漢字デザインをもつ別かなシリーズを追加したほか、ウエイト数が増え使いやすくなった「ヒラギノ角ゴ 簡体中文 Std」(GB2312-80対応)も追加した。

さらに、今回の新書体追加にあわせて、「解ミン」「フォーク」をはじめとした人気書体のAP版や、「秀英四号かな」を「秀英明朝」の漢字と合わせて総合書体化した「秀英四号かな+」も提供している。

新書体についてはホームページでも紹介している。

https://www.morisawa.co.jp/topic/upg2021/

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