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渡辺通商 「企業イメージ+メッセージ+販促」をかなえるカレンダー製本システム

2020.10.2

拡大するカレンダー市場

環境にやさしいタンザック/紙製短冊とホットメルト

2021年のカレンダー商戦が本格化した。企業、店舗の大型から卓上型までカレンダー市場が広がっている。その原動力となっているのが紙製短冊とホットメルトを使ったタンザックカレンダー。環境にやさしい、様々な形状やアイデアを生かして「カレンダー+企業イメージ+メッセージ+販促」など新たなカレンダー商品が登場している。カレンダー製本機「Tanzac」と機器を提供する渡辺通商㈱(渡辺裕之社長)は、検査機能を充実させカレンダー機器のラインナップを拡大している。

 

Tanzac520_カラーのコピー

カレンダー製本機Tanzac

環境にやさしいタンザック(厚さ検出装置搭載)

カレンダー製本機Tanzac(タンザック)は、紙製短冊とホットメルトで綴じるカレンダー製本機。金属製の綴じ具を使用しないため、カレンダーの不要後は分別の手間が省け、また、怪我の心配も少ないカレンダーを製造することが出来る。
1994年に第1号機が製造されてから26年が経過し、今ではこの機械で作られたカレンダーが生活の中に溶け込んでいる。
Tanzacには、カレンダー本文の厚みを計測する「厚さ検出装置」が搭載されている。最初に記憶した厚さとその差を検知することで落丁や増丁を防ぐ。厚さ不良を検知した場合、機械は停止せず、カレンダーも綴じることなく、そのまま排出を行うことが可能。これは、機械を止めてしまうと作業者の作業リズムを崩す可能性があり、そこから誘発される人為的ミスを防ぐねらいがある。もちろん、エラー音でも知らせるので排出側の担当者が不良のカレンダーを取る仕組みがとれれば、問題なく機械を稼働させることが可能である。
【仕様(Tanzac520)】回転数=最高2,200回/時、用紙サイズ=最大525×800㎜、最小148×310㎜、短冊サイズ(折後の幅寸法)25~40㎜、短冊厚さ=0.4~0.6㎜
【仕様(Tanzac620)】回転数=最高2,000回/時、用紙サイズ=最大620×800㎜、最小148×257㎜、短冊サイズ(折後の幅寸法)25~40㎜、短冊厚さ=0.4~0.6㎜

 

ペーパーリング製本機RBM-420(厚さ検出装置搭載)

RBM-420_コピー

ペーパーリング製本機RBM-420

ペーパーリング製本機RBM-420は紙製のリング(ペーパーリング)で綴じる卓上カレンダー製本機。ロール状に巻かれたペーパーリングを必要な長さに機械がカットし、所定の位置まで運ぶ。リングを通すために本紙にあらかじめ開けられた穴へとペーパーリングを通し溶着することで製品が出来上がる。
見やすく操作しやすいタッチパネルで用紙幅やリング設定も簡単に出来る。紙製品であるため、湿度や温度でリングの形状が変わる場合が考えられるが、そうしたトラブルを可能な限り軽減させる機能も装備している。カレンダー製本機Tanzacと同様、RBM-420にも「厚さ検出装置」が搭載されており、落丁や増丁防止を図れるようになっている。
また、厚さを計測する過程で機械の回転速度が落ちることがないよう工夫が施されており、生産性を落とすことなく検査可能な製品となっている。なお、2008年の発売以降、紙リング製品の需要は少しずつ高まってきている。
【仕様】機械速度=最高1,500回/時、用紙サイズ=幅110~420㎜、長さ120~420㎜
ペーパーリング寸法=ピッチ10㎜/内径10㎜、ピッチ12・7㎜/内径10㎜・13㎜
用紙厚さ(台紙等含む)=φ10・・・5㎜以下、φ13・・・9㎜

 

 

カレンダー製本システムにカメラ検査装置、
バーコード読取装置

カレンダー製本システム機器=丁合機、カメラ検査装置CPI(オプション)、バーコード読取装置BRS-1200(オプション)

バーコード読取装置BRS-1200とカメラ検査装置CPI_カラー のコピー

バーコード読取装置BRS-1200とカメラ検査装置CPI

 

渡辺通商㈱の丁合機は、伝票やパンフレット、絵本などペラ丁合に最適な8段仕様や10段仕様、カレンダー製本機Tanzacと連動可能な15段仕様などがある。独自のエアーサクション給紙方式で幅広い紙質にも対応。用紙サイズによる機械タイプもB3、B2、B1、A2、A1機と幅広く取り揃えている。
丁合機に搭載可能なオプションの検査装置として、「カメラ検査装置CPI」と「バーコード読取装置BRS-1200」がある。
「カメラ検査装置CPI」は誤積による乱丁をいち早く検知できる装置で、丁合機各段給紙部にカメラを設置する。積紙台上の印刷物でカメラの位置合わせをして検査範囲を登録し、登録した画像と撮影画像が一致するか検査する。異常があった場合は警報ブザーと画面表示、シグナルタワーで知らせる。
検査範囲の登録方法は、絵柄や文字といった形状で登録する方法(パターンマッチング)と、文字色の違いで登録する方法(色別検査)がある。カメラは最大20台まで設置可能。処理速度は2,400枚/時。

丁合機A28Nのコピー

丁合機A28NE

「バーコード読取装置BRS-1200」は、あらかじめバーコードを印刷してある丁合物が指定通りの順に並んでいるかを検知する装置で、排紙コンベア部分に設置する。この装置により、誤積による乱丁を防ぐことができる。

設定は非常に簡単で、丁合機を運転し、丁合物を送ってスキャナに読み取らせ、登録キーを押すだけで完了する。乱丁があった場合は警報ブザーと画面表示で知らせて丁合機を停止。スキャン速度は1,200回/秒で、バーコードはITFコード8桁又は4桁を使用する。
バーコード印刷ができない印刷物の場合には「カメラ検査装置CPI」、カメラ検査の登録が難しい印刷物の場合には「バーコード読取装置BRS-1200」と丁合物に応じた検査装置の取付けが可能であり、また、双方組み合わせて使用することで鉄壁の検査システムが築けるようになっている。