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渡辺通商 紙製タンザクの製本機『Tanzac』、金属を使わないカレンダー

2020.7.2

カレンダー製本機 Tanzac 520

カレンダー製本機 Tanzac 520

渡辺通商株式会社(茨城県那珂市)の「Tanzac520」は、紙製タンザクとホットメルトで綴じるカレンダー製本機。金属製の綴じ具を使用しないため、カレンダーの不要後は分別する手間が省け、怪我の心配も少ない。

同機は1994年に第1号機が製造され、1997年7月から、カラータッチパネルを採用して操作性を向上。また、動作安定性を追求するためにベルトコンベア方式からスイングチャッキング方式へ変更した。2006年には厚み検出装置を内蔵化。設定がタッチパネルから操作可能となった。

2010年には顧客の要望に応えて、機械を止めることなくタンザクを補充する追積フィーダ機構を開発し、大幅に生産性を高めた。

回転数は最高2,200回/時、用紙サイズが最大525×800mm、最小250×300mm。対応する短冊のサイズは25~40mm、厚さが0.4~0.6mm。接着方式はホットメルト。

紙製リング製本機RBM-420

紙製リング製本機RBM-420

卓上カレンダーでは、紙製リング製本機「RBM―420」が活用できる。同機は、卓上カレンダーで使用する綴じ具を紙で綴じることにより、使用した後はそのままリサイクルへ出すことも可能な製品を製造する。

本機の開発は、紙で出来た留め具(ペーパーリング)を「どのように本紙に取付けて、綴じるか」の発想から始まった。ロール状に巻かれたペーパーリングを必要な長さに機械がカットし、所定の位置まで運ぶ。あらかじめ本紙にリングを通すために開けられた穴へとペーパーリングを通す。

同社は湿度や温度で、リングの形状が変わる品物をいかに安定させて運転させるかのノウハウを培ってきた。ペーパーリングを綴じる溶着装置は超音波を使い照射時間はわずか0.5秒程度。機械回転数を落とすことなく生産性を高める事が出来た。

また、同機には卓上機があり、小ロットなど、沢山あるニーズにより多く応えられるようになっている。

機械速度は最高1,500回/時。ペーパーリング寸法は、ピッチ10mm、内径10mm、ピッチ12.7mm、内径10mm。対応する用紙寸法は、幅110~420mm、長さ120~420mm。用紙は、5mm以下(台紙など含む)。