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ミマキ 無償のフェイスシールド出荷が1万5,000個突破、3Dプリンタでスピード対応

3Dデータを改良し生産数をアップしたフェイスシールドのフレーム
3Dデータを改良し生産数をアップしたフェイスシールドのフレーム

ミマキエンジニアリングが同社の3D プリンタ『3DFF-222』で製作し、無償提供している「簡易式フェイスシールド」の出荷数が5月20日時点で1万5,000個を突破した。
同フェイスシールドには病院、歯科、学校、介護施設、小売り等流通、物流、美容院等医療機関をはじめ、生活必需品を供給するライフラインに従事する業界から多くの問い合わせが寄せられている。頭に装着するフレーム部品を3Dプリンタで製作。神奈川大学の道用大介准教授からデータの提供を受けたことで、型を準備することなくすぐに製作を開始できたという。シールド部分には、同社純正品のPET フィルムを流用し、内部で一貫して制作している。
現在は3D の造形方法を見直すことで製造時間を短縮し、最大生産数500 個/日から750 個/日まで高めた。今後は、製造工程を見直し、省人化で生産できる仕組みを検討していく。
5月20日現在で、同フェイスシールドは901先29,312個の申込みに対し、666先15,366個が出荷されている。

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