印刷業界ニュース ニュープリネット

ハシモトコーポレーション 日本初搭載、上海COOL UV社 LED実機見学会開催

2019.11.11

COOL UV搭載のJP40と橋本社長

COOL UV社製LED搭載のJP40と橋本社長

神奈川県相模原市のハシモトコーポレーションは、11月8日、アキヤマ製JP40に中国・上海COOL UV社製LEDランプ「UltraCuer」を搭載したことに伴い、「JP40/LITHRONE S40P実機見学会」を開催し、強力な硬化性能を持つUV LED装置の威力と同社の生産体制を紹介した。

 

 

実機見学会は、アキヤマ機械、東洋インキ、女神インキ工業の協賛を得て開催された。

橋本欽至社長は挨拶で、「今年4月に中国・広東省の東莞で開催されたPRINT CHINA2019へ見学に行った時、上海COOL UV社のブースでLED装置に出合った。私自身は専門家ではないが、直感的にこの会社はすごいと思い、本社と工場を見学し、LEDの導入を決断した」と導入の経緯を紹介。

見学会でポイントを説明する橋本社長

見学会でポイントを説明する橋本社長

今回の実機見学会については、「8月に上海COOL UV社の技術者、日本の関連メーカーの協力を得て、JP40に後付け搭載した。順調に稼働しており、その威力とLED印刷の現状を関係者に披露し、今後のオフセット印刷の発展に生かして頂きたい」と開催の目的を述べた。加えて、「当社から出荷される印刷物は、インキが完全に乾いており、顧客からも喜んでもらっている。オフセット印刷物は完全に乾燥されたものというのが一般の方の感覚ではないか」との考え方を示した。

COOL UV社製「UltraCure」

COOL UV社製「UltraCure」

COOL LEDランプ

COOL UV社製LEDランプ

 

同社は、2014年から印刷機のLED-UV化を進め、現在6台の印刷機のうち4台のLED印刷機が稼働している。LED搭載機は、KOMORI菊全判5色機=AMS社製LEDXp-7 、KOMORI A全判4色機=小森社製H-UV 搭載、アキヤマ四六全判4/1色機=AMS社製Xp-7 搭載。最新の4台目のアキヤマJP40菊全判4/1色機には強力なパワーを持つCOOL UV社製「UltraCure」を搭載し、速乾・即納体制を充実させた。

 

COOL UV社製「UltraCure」を搭載したJP40を担当しているオペレーターは、「LEDが強力で、約30%のパワーでも乾燥する。私たちの予想を上回るLEDパワーだ。速乾・即納なので裏移りも無く、即加工が出来る。また油性に較べて被膜強度が高いため擦れ落ちのリスクが無くなった」と、導入効果を説明した。

 

 

橋本社長が中国・江蘇省国際友城合作メダル受章

文化財保護活動が評価される

 

中国江蘇省から受けた江蘇省国際友城合作メダル

中国江蘇省から受けた江蘇省国際友城合作メダル

ハシモトコーポレーションでは、独自技術の「ジークレー版画」で複製絵画を日本で展開しているが、この技術を生かして中国江蘇省無錫市に拠点を構え、中国において文化財保護活動を行っている。京都大学が開発した移動可能な組み立て式の超高精細デジタルスキャナーを美術館や博物館に持ち込み、さまざまな文化財をデジタルアーカイブする。

 

中国では、歴史的にすぐれた貴重な作品が経年劣化や破損、さらには火災や盗難などのリスクのもとにあることから、人目に触れることなく保管されるケースが多い。本物を大事に保管しながら、デジタルアーカイブしたものを精巧なレプリカとして出力する同社の活動は、美術品を身近に感じることができるデジタルアーカイブ活動として、中国全土で取り組みが進められている。こうした文化財保護活動が評価され、橋本欽至社長は今年10月23日、中国江蘇省から江蘇省国際友城合作メダルを受章した。