共進ペイパー&パッケージ B1インクジェット機『プライムファイア106』導入へ

プライムファイア106
プライムファイア106

共進ペイパー&パッケージはかねてB1判のデジタル印刷機導入に向けて機種を検討してきたが、このほどハイデルベルグ社(ドイツ)のB1インクジェットデジタル印刷機『プライムファイア106』の導入を決定した。

同社は神戸市に本拠地を持つ同社は全国5工場、タイ1工場で紙器・段ボールケースを製造、販売している。豊富な形状の型を保有しているほか、抜き型の自社製造で様々なニーズに応えている。2013年には欲しい箱を〝欲しい時に 欲しい量だけ 欲しい価格で〟をコンセプトに『ハコプレ』を開設。主に小ロット・短納期の需要を取り込みながら成長し、現在はPOPや紙袋、ギフト向けオリジナルパッケージにサービスを広げている。

共進ペイパー&パッケージハコプレ事業部長の鍛治川和広常務取締役は、「印刷テストの結果は素晴らしかった。グリーンやオレンジの色の再現は抜群で、今まで見た印刷物の中でも最も美しい印刷物でした。1枚目から500枚目までの印刷の安定性も、同席したオフセット印刷のオペレータも驚いたほどでした。もうひとつプライムファイア106の特徴で私たちにとって重要なのは、パントーンの95%の色領域を再現できるということです。なぜなら、パッケージ印刷会社は、たくさんの特色を使わなくてはならないからです。A3からB2に移行した時、私たちはビジネスを拡大することができました。B1サイズのデジタル印刷機として群を抜いたプライムファイア106のテクノロジーで、さらに幅広くビジネスができることを大きく期待しています。」と述べている。

新設備は同社の関東工場(千葉県千葉市)に隣接した建屋に設置する計画。

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