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【印刷ビジネスモデル集2019】
= 真興社 =
リモートデスクトップシステム「Web Factory」で顧客支援

shin

2019.8.16

クライアントと制作・製版現場をつないで効率化

 

 

真興社が提案する業務の効率化(クリックすると画像が拡大します)

真興社が提案する業務の効率化(クリックすると画像が拡大します)

JDFをベースとした新生産システムを構築し、多品種小ロット対応から全体最適化に向けた生産性の効率化に取り組んでいる株式会社真興社では、生産の自動化を進めることで、顧客先の業務の効率化などにも取り組んでいる。

同社は、医学書関連書籍の制作が加工高の8割を占めるなど、自然科学書制作におけるエキスパート。その制作工程においては、JDF技術を活用し、工程の電子化と、印刷機と生産現場を効率化し、マネージメント管理まで可能にする「PECOM構想」を採り入れている。

生産の効率化に向けて同社では、社内に限ったものではなく、クライアントと制作・製版現場をつなぐリモートデスクトップシステム「Web Factory」を構築。原稿の受注から編集、校正・査読、印刷まで含めたトータルな制作の効率化を実現するシステムとなっている。これにより顧客企業における業務の効率化や出版ビジネスの支援を行っている。

真興社の「Web Factory」は、先進的な編集・校正システムを具現化したもの。あらゆる機器をインターネットに接続(IoT: Internet of Things)し、それによって品質・状態などの様々な情報を「見える化」することで、情報間の「因果関係の明確化」と顧客企業と著者同士あるいはシステムと人が協調して作業する制作ワークフローの実現を目指す。

具体的には、編集・制作にかかわる労力やコストを軽減する「オンライン編集・査読」、制作や校正のやりとりを効率的にする「オンライン制作・校正システム」、ミスやロスのない現場づくりを可能にする「オンライン製版・印刷システム」、自然科学書等の専門書籍に特化した「オンライン図書館」、イラスト作成を短時間で行うための「類似画像検索ソフト」、デザインを簡単に制作できる「Web Print System」の6つのシステムから成る。

6つのシステムを活用することで、顧客企業においては、オンライン校正が可能となり、制作現場との繁雑なやり取りなども軽減され、場所を選ばないリアルタイムコミュニケーションも実現する。またDTPなどの生産現場においても、管理サーバーを利用したデータ制作のスピード化や、原稿整理・校正作業が効率化し、著者やクライアントとの報告や相談などもスムーズに行えるようになる。

なお同社では今年、日本初となるマンローランドの反転機構付き8色機「ローランド700エボリューション」を導入した。同社の印刷工場は、JDFによって生産工程まで管理された一貫した生産体制が敷かれており、インラインカラー検査装置の搭載などによる品質管理で、安定した生産が行われている。

 

 

株式会社真興社

東京都渋谷区猿楽町19-2

代表者:福田真太郎氏

TEL 03-3462-1181

FAX 03-3462-1185

http://htc.hotaru-printing.com/