日印産連 新年交歓会で2020年を幕開け

日本印刷産業連合会(金子眞吾会長)は1月8日、東京都港区のThe Okura Tokyo(旧:ホテルオークラ東京)で「2020年新年交歓会」を開催し、新年のスタートを切った。

新年の挨拶を述べる金子会長
新年の挨拶を述べる金子会長

650名が参加した新年交歓会の冒頭、日印産連の金子会長は「今、社会や産業は新しいテクノロジーによって急速に変わりつつある。特にデータ活用とデジタル技術の進化は著しく、デジタルトランスフォーメーション(DX)によって生活やビジネスに変革がもたらされている。この転換期に対応するため、日本印刷産業連合会では経営方針であるグランドデザインと国連提唱のSDGsの考え方を基本とし、今年もテーマを定めさらに事業を進めていく。重点テーマとして推進している地方創生については、全国の印刷会社がビジネスパートナーとして地域活性化に関わり地域社会に貢献できるよう事業を進めていく。地球環境への配慮に関しては、印刷産業の環境自主基準であるグリーンプリンティング認定制度を核として工場の環境対応を進める」と新年の挨拶を述べた。

祝辞を述べる小笠原審議官
祝辞を述べる小笠原審議官

来賓からは経済産業省商務情報政策局の小笠原陽一審議官が登壇し、「印刷産業は全国各地に隈なく広がる地域に根差した産業で、地方の活性化に大きく寄与している。その貢献を踏まえ、経産省は印刷産業のさらなる発展に向けて昨年11月から印刷産業の取引実態調査を改めて行っている。印刷業界が新たな付加価値、新たなビジネスを生みだせるよう支援してく」と祝辞を述べた。

引き続き、日本印刷産業機械工業会の宮腰巖会長が「6月にドイツで開催されるdrupa2020で、日本は2番目の出展規模を誇る。新しいビジネスモデルを構築し、日本の印刷産業が新たな飛躍をするための基礎となるよう活用して欲しい」と挨拶した上で乾杯の発声をし、歓談に入った。

中締めで登壇した日印産連会員10団体の代表者
中締めで登壇した日印産連会員10団体の代表者

宴もたけなわで、日印産連会員10団体の代表者が登壇し、全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会の内藤正和会長の中締めで閉会した。

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