リコー 先進的なAI技術を持つ独スタートアップ「natif.ai」の全株式を取得、インテリジェントキャプチャー能力を強化

株式会社リコーは、4月22日、Natif.ai GmbH(本社:ドイツ、以下natif.ai)の全株式を取得したことを発表した。リコーはnatif-aiのAIを活用した先進的な画像認識(インテリジェントキャプチャー)やOCR(Optical Character Recognition)の技術の獲得によって、紙文書や手書き文書を含むさまざまなドキュメントからの情報抽出機能を強化し、幅広い業務プロセスにおいて自動化・高度化を実現する。

natif.aiは、2019年にドイツで設立されたソフトウェア・スタートアップ企業で、インテリジェントキャプチャーと呼ばれるAIを活用した先進的な画像認識やOCR技術に強みを持ち、ドキュメント分類・データ抽出のサービスプラットフォームを提供している。

同社の技術は、請求書や受発注書、契約書など業務上のさまざまな文書において、手書き文字の読み取りや、非定形・非構造化文書からのデータの自動抽出などを可能にする。

今回の株式取得は、リコーグループで企業のドキュメント管理やワークフローの自動化を支援するサービスを展開するDocuWare社(本社:ドイツ)によるもの。DocuWareとnatif.aiの持つインテリジェントキャプチャー関連の技術を掛け合わせることで、AIを活用した高度な情報の読み取りと自動分類など、より幅広い業務領域への対応が可能となる。

また、natif.aiの技術・ノウハウ・人材をリコーのさまざまな製品・サービス・ソリューションに適用することで、さらなる価値提供と、優れた顧客体験の実現を目指す。

関連記事

最新記事