コニカミノルタ 多言語通訳サービス「KOTOBAL」に「防災放送」機能を追加 災害時の負担・不安・混乱軽減に貢献
コニカミノルタジャパン株式会社は、9月1日の「防災の日」に合わせ、多言語通訳サービス「KOTOBAL(コトバル)」に、災害時の館内放送を多言語で案内する「防災放送」機能を追加した。同機能は7月から先行して提供されている。
▶ 「KOTOBAL」製品サイトは こちら (コニカミノルタ公式サイト)
平時から災害時まで一貫して情報伝達をサポート
KOTOBALは、外国人や聴覚障がい者とのコミュニケーションをサポートする多言語通訳サービス。AIによる機械通訳と、24時間365日対応の通訳者による遠隔通訳で、最大33言語の外国語通訳と音声筆談をタブレット1台で実現する。別売りの透明ディスプレイと連携することで、相手の表情を見ながらリアルタイムで文字起こしされた翻訳を確認でき、表情や様子を見ながらの、より自然で円滑なコミュニケーションを実現できる。
また、対面でのコミュニケーションに加え、電話を介した英語での問い合わせにも通訳を活用可能。窓口や受付、電話応対、災害発生時などさまざまな場面で円滑なコミュニケーションを支援する。
今回追加された「防災放送」機能は、事前登録した避難・誘導アナウンスを多言語で再生できる。災害放送のために別のサービスやアプリを導入することなく、平時のコミュニケーションから、災害時の情報伝達まで一つのサービスで対応できる。

スタッフの語学力に依存しない統一的なアナウンスを提供
近年、外国人宿泊客の増加に伴い、ホテル・旅館をはじめとする宿泊施設では、平常時の接客だけでなく、災害発生時の多言語での情報提供の重要性が高まっている。日本語のみの館内放送では、外国人宿泊客が災害の発生状況や避難の要否、待機方法などを十分に理解できない可能性があり、施設内の不安や混乱につながるおそれがある。
国土交通省 観光庁が公表する「観光危機管理計画等作成の『手引き』~事業者向け~」では、危機・災害発生時の備えとして、「危機・災害発生時の館内放送、直接誘導、声がけ等の緊急安全確保」を挙げ、災害発生時に利用者へ安全確保の行動や避難場所を知らせるための準備を求めている。 外国人旅行者への対応についても、「外国人避難者との意思疎通のため、外国語で対応可能なスタッフの配置や翻訳例文集、翻訳機等を活用した多言語サポートの準備」を示しており、多言語対応が必要となる場面として「外国人旅行者に対する情報提供、発災後の避難誘導・救護」などを挙げている。
コニカミノルタはこうした状況をふまえ、「KOTOBAL」に「防災放送」機能を追加した。同機能では、火災発生時や震災時など、複数のシナリオに応じた案内音声を事前に登録でき、日本語に加えて、英語・中国語・韓国語で案内可能。スタッフは、災害発生時に「KOTOBAL」上で案内音声を再生することで、外国人宿泊客を含む施設内の利用者へ必要な情報を届けることができる。
これにより、スタッフごとの語学力に依存せず、施設として統一した内容を案内できる。また、個別説明にかかる負担を軽減し、安全確認や避難誘導などに注力しやすい環境づくりを支援することで、宿泊者やスタッフをはじめとした現地にいるすべての人の身の安全を守ると同時に、災害時の不安や混乱の軽減に貢献する。
なお、すでに「KOTOBAL」を導入している宿泊施設では災害時を想定した運用も始まっている。東京都品川区ANAホリデイ・イン東京ベイでは、毎月の消防訓練(地震・火災)に「KOTOBAL」を活用している。
【ANAホリデイ・イン東京ベイ 支配人のコメント】
毎月の消防訓練(地震・火災)の際に活用させていただいております。日によって24時間英語を話せるスタッフがいるわけではない為、実際に感知器が発報した際も、KOTOBALがあることで、館内放送含め、落ち着いて対応することができています。緊急時においても言語面での不安を軽減、『影の従業員』として、現場の安心・安全を支えており、大変助かっております。
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