京都・土山印刷[続報] 民事再生手続き開始決定受ける(新型コロナウイルス関連倒産)

京都市南区の土山印刷 株式会社と、子会社の株式会社(福知山市)は、5月9日、京都地裁より民事再生手続き開始決定を受けた。負債は、土山印刷が約27億5400万円、オカムラが約9900万円で、2社合計で約28億5300万円。

土山印刷は、1911年創業、1953年に法人改組した総合印刷業者。商業印刷を主体に美術書や写真集などの美術印刷なども行っており、地場有力企業としての地位を築いていた。しかし、デジタル化の進展、同業他社との競合などで売り上げは減少傾向で推移。メディアミックスサービスも展開していたが、2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大によるイベントの中止・延期などが相次いだ影響が大きかった。2期連続の大幅赤字で債務超過に転落。金融債務の返済負担が重荷になり、取引金融機関に対して返済猶予(リスケジュール)を要請していたが、過年度における粉飾決算が発覚。追加の金融支援が限定的となるなか採算改善も進まず自力再建を断念。4月25日に民事再生手続きを申請し、同日、保全命令を受けていた。
オカムラは、1926年4月に創業、1952年に法人改組した印刷業者。商業印刷を手がけていたが、後継者問題を抱えるなか、2018年に土山印刷の傘下に入っていた。

なお、現在も営業は継続中。スポンサー支援による再建を目指しており、事業再建を目的とするスポンサー契約を早期に締結する予定。

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