モリサワ UD新ゴやリュウミンなど日本語フォント200書体をWixに提供開始 ユニバーサルデザインフォントの提供でWebアクセシビリティにも配慮
株式会社モリサワは、世界有数のSaaS型Web制作プラットフォーム「Wix.com Ltd.(NASDAQ: WIX)」に対し、日本語フォント200書体の提供を開始した。可読性とデザイン性に優れたラインナップにより、Web制作の現場での日本語フォントの選択肢が大きく広がった。
UD新ゴやリュウミンなど幅広いラインナップ
Wixは世界で2億8200万人以上が利用しており、日本でもその直感的な操作性と豊富なテンプレートによって、初心者からプロユースまで幅広い層に支持されている。近年は日本国内でのサービス普及にともない、日本語フォントの拡充が求められていた。
今回モリサワが提供した200書体には、書籍や広告で定番の「リュウミン」や「A1ゴシック」、可読性の高さで定評のある「UD新ゴ」などが含まれる。さらに、ゲーム、アニメ、YouTube字幕などのデジタルコンテンツ向けに親しまれてきた個性的なデザイン書体も揃う。
加えて、Webアクセシビリティの観点からニーズが高まっているユニバーサルデザイン(UD)フォントの提供も注目される。視認性に配慮された書体により、年齢や障がいの有無を問わず、誰もが快適に閲覧できるWebサイト作成が可能となる。
記念ウェビナーで「選び方」と「使い方」を学ぶ
フォント提供開始を記念し、5月29日には無料オンラインセミナー「Web Designing × Wix × モリサワ 共催ウェビナー」を開催する。テーマは「事例と潮流からポイントを学ぶ!デザインの質を高めるフォントの『選び方』と『使い方』」。
セミナーでは、ライゾマティクス/フロウプラトウのアートディレクター・木村浩康氏をゲストに迎え、実際の制作事例を通じてフォント選定のポイントを解説する。加えて、Wixのプロダクトスペシャリスト・城田剛氏、モリサワ タイプデザイン部マネージャー・阪本圭太郎氏が登壇し、最新のフォント事情とデザイントレンドについて語り合う。
Web制作に携わるデザイナーや企業担当者はもちろん、一般ユーザーにとっても実用的かつ刺激的な内容となる。
オンラインセミナー概要
- タイトル:Web Designing × Wix × モリサワ 共催ウェビナー 事例と潮流からポイントを学ぶ!デザインの質を高めるフォントの「選び方」と「使い方」
- 日時:2025年5月29日(木)16:00~
- 形式:Zoomによるオンライン配信(無料)
- 対象:Webデザイナー、グラフィックデザイナー、広告代理店、企業のWeb担当者、フォントに関心のある人
- 登壇者:
・木村浩康氏(ライゾマティクス/フロウプラトウ アートディレクター)
・城田剛氏(Wix.com Ltd. プロダクトスペシャリスト)
・阪本圭太郎氏(モリサワ タイプデザイン部マネージャー) - 司会:五十嵐正憲氏(「Web Designing」編集長)
- 申込ページ:https://webdesigning.book.mynavi.jp/wix-morisawa-webinar-may2025/