エコスリージャパン ECO3 Japan Presents Belgian Night ~ ベルギー大使館でユーザー招き交流を深める、ネットワーキングの場に
エコスリージャパンの「ECO3 Japan Presents Belgian Night」が6月23日、東京都千代田区のベルギー大使館で開かれ、ユーザーとエコスリージャパンスタッフが交流し、親睦を深めた。
冒頭、ベルギー王国大使のアントワン・エヴラー氏が「エコスリージャパンは二国間関係の象徴的な例であり、日本で成功したベルギー企業の一社と認識している」と述べ、来年に迎えるベルギーと日本の国交樹立160周年、大阪・関西万博のベルギーパビリオンを説明した後、「このイベントが皆様にとって未来のインスピレーションが受けられる有意義な交流の場となることを願っている」と、歓迎の言葉を述べた。
ユーザーを代表して、エコスリーユーザー会会長の西川誠一氏(ニシカワ代表取締役社長)は、「このような素晴らしいベルギー大使館でこうした場を設けて頂き、感謝を申し上げたい」と述べ、様々な経営課題に対するソリューションとして、現像レスCTP、クラウドワークフローなどエコスリー製品の寄与に言及。「エコスリーとともに歩んで行けば良い業績が残せると思う」と強調した。
ベルギー本社から来日したECO3 BV セールス・サービス部門グローバルセールスアンドサービス統括責任者のフレデリック・デヒン氏は今年12月にエコスリージャパンが設立75周年を迎えることに触れ、「外資系企業として長く事業を継続できているのは非常に例外的なことであり、これもお客様の温かいご支援の賜物と感謝している。皆様のビジネスの成功なくして私たちのビジネスの成功はない」とユーザーに感謝の意を示すとともに、「1950年に日本で創業して以来、日本のチームは一貫してベルギー本社と協力して日本のお客様のニーズに耳を傾けながら信頼関係を築いてきた。日本のチームがベルギーの本社の研究開発部門に良い意味でのプレッシャーを与え、お客様に認めて頂けるように製品を開発してきた」と、これまでの日本法人の役割を明かした。最後に「今後もさらなるイノベーションと品質向上を追求しながら、日本市場とともに成長し続けることを約束する」と力強く語った。
ECO3アジア太平洋地域代表で、エコスリージャパン代表取締役社長の岡本勝弘氏は1950年に日独通商として創業してから、日本アグフア、日本アグフア・ゲバルトを経てエコスリージャパンに至るまでの経緯を説明。この間、印刷市場に投入してきたPDFワークフロー、ケミカルレスCTP、CTP周辺の各種自動化システム、クラウドワークフローを紹介した。
また、岡本氏は印刷の世界市場55兆円のうち、日本市場が8%を占める世界第3位の巨大市場であり、人口一人当たりの出荷額が米国に次ぐ世界2位の印刷消費国であることを指摘。加えて2030年以降、先進国で崩れていた需給のバランスが改善されるとの市場展望を示して、勝ち残るための戦略“LAST MAN STANDING STRAREGY”のための施策として、①コアビジネスの徹底的なコストコントール、②オンリー1の価値創造、③業界の統合をリード、④新規事業の創出を挙げた。2002年に発足して300社近くにまで成長したユーザー会や、順調にシェアを伸ばすインクジェット事業に言及した後、最後にエコスリージャパンのミッション“ヨーロッパの独創的な商品を日本市場に適応すべく「ローカライゼーション」を行いながら日本のお客様のお役に立てること”を読み上げ、ユーザーへの貢献を強調した。
懇親会場ではジャズの生演奏が流れる中、参加者がベルギーのビールや料理を楽しんだ。また、途中、岡本社長もサックスを演奏し、場を盛り上げた。