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グーフ 印刷計画最適化支援システムにリカバリーモジュール追加、キヤノンメディカルが採用

2020.12.1

グーフはこのたび印刷計画最適化支援システム『OneFlow』のオプションとして、印刷機器及び人的に発生したミスを察知し自動的に再印刷・製本・出荷処理を実現するリカバリーモジュールを開発した。キヤノンメディカルシステムズのドキュメントセンターへの第一号ライセンスがインストールされた。

デジタルトランスフォーメーションへの動きが加速する一方で、 様々な専門業務を経て完成される印刷物は、 印刷機器環境の自動化だけではサービス品質保証(以下、SLA)を担保することが難しく、 特に人に依存する周辺業務や納期調整には課題を抱えていた。

One Flowリカバリーモジュールは、OneFlowが標準化を実施・発行する作業指示・確認書(ジョブパッケージシート)及び印刷用データに、固有に記載されているバーコードをスキャンすることで、自動的に再印刷の計画、指示を実施可能にする。 検品の段階で実施する人的チェックだけではなく、 印刷機用検査装置から品質不良が検出されたレコード情報(CSV)をホリゾン製製本ワークフローシステム『pXnet』と連携し最適化を実施、 インクジェット枚葉機『CPP VarioPrint i300』など複数のデジタル印刷機に対し、 自動的にリプリント実行指示を可能にする機能を備えている。

キヤノンメディカルのドキュメントセンターでは、 開設当初からOneFlowとキヤノン・オセ社製高速インクジェット輪転機『ColorStream 6700 Chroma』を連携させ、 受注処理から印刷実施までの自動化を実現していた。 しかし、 印刷や製本時に発生する詰まりや汚れが原因の品質不良には手動で対応、 納期保証を実現するために多くの課題を抱えていた。

キヤノンメディカルの兵藤伊織氏は「リプリントにおいては、版下データを探す手間と時間がかかり工数が大きく発生、人的なミスも発生していた。これを何とか自動化したいとドキュメントセンター開設当時から考えていた。デジタル印刷機の最大のメリットである、 ソフトウェア、 デジタル印刷機、 製本機をITで繋ぎ、 自動化することで固定費を大きく削減可能。 自動化は投資回収率が非常に高いと感じている」と、リカバリーモジュールへの期待を高める。

キヤノンメディカルでは 現在多品種小ロット対応への強化を進めている。2020年12月にはインクジェット枚葉機と独立した製本機器における表紙と本文を自動的にマッチングする機能を付加する予定。

グーフではこのようなリアルプロジェクトでの実績から得たノウハウを基に、 既存ITシステムとの合理的なデータ連携を可能にするOPTiMUS(オプティマス)、SLAの内容に伴い最適化を高度化するPlanner(プランナー)など、 印刷 “サービス”のDX を支えるオプションモジュールを、 2021春以降OneFlowファミリーに追加していく。