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RMGT 菊全判フルカバー印刷機『RMGT 970』、刷版・用紙コストを削減

2020.6.17

菊全判オフセット印刷機『RMGT 970モデル』

菊全判オフセット印刷機『RMGT 970モデル』

リョービMHIグラフィックテクノロジー(RMGT)は、菊全判オフセット印刷機『RMGT 970モデル』を発売する。出荷は2020年冬を予定。

オフセット印刷機は、全世界的に生産性向上やコストパフォーマンスが求められる中、多様な用紙サイズに対応できる機械を導入して、生産能力を高める傾向が続いている。とくに、日本でもっとも流通する菊全判用紙(636×939mm)に対しては、様々な菊全印刷機が開発され市場投入されている。

今回、開発したのは最大紙寸法650×965mmで菊全用紙をフルカバーしたモデル。菊全紙による両面印刷、K判(650×950㎜)用紙によるパッケージ印刷にも対応する。カラーバーやPQS-D見当調整用マークがゆとりをもって配置できる最大640×930㎜の印刷範囲を実現(両面印刷時は630×930㎜)。A4判の8面付け印刷をはじめ、非定型仕上がりサイズの面付印刷まで幅広い用途に適応する。

新製品はこれまでの菊全サイズ機と比較した場合、刷版コストを約20%、消費電力を約34%削減。コンパクト設計により設置スペースも約30%削減した。

片面・両面兼用印刷機には倍胴、倍胴、単胴方式の自動切り換え反転装置を搭載。毎時1万5,000枚の両面印刷で生産性を高める。さらにLED-UV乾燥装置を反転装置と排紙部に搭載することで、両面の即乾印刷に対応し、後工程への待ち時間を解消する。

ラインアップは片面と片面・両面兼用の2色機から10色機まで。コーティングユニットを装備可能で、さらに高容量の給紙・排紙パイルと新設計のシリンダー径により、厚紙印刷適性を向上させている。

オペレーション機構には、小ロット連続印刷の稼働率を高めるスマートアシストプリンティングを搭載(開発中、オプション)。画面のタッチパネル操作でインキプリセットからブランケット洗浄、版交換、テスト刷り、見当合わせ、濃度調整、本刷りまで全自動かつノンストップで運転し、ジョブ交換の頻度が多い小ロット連続印刷の稼働率を向上する。

印刷品質管理システムPQS-D(I+C+R)(オプション)は、印刷機上のCCDカメラで印刷中の用紙を撮像、用紙を抜き取らずにインラインで印刷物の品質を管理する。不良紙流出を防止し、品質保証体制を強化するとともに、印刷作業の自動化を支援する。

このほか刷版交換作業を自動化する半自動刷版交換装置SPC(標準)、全自動刷版交換装置FPC(オプション)、全自動同時刷版交換装置Smart-FPC(オプション)を用意。すべての刷版交換装置には、ベンダーレス版クランプを採用しており、版曲げ作業の段取り時間を解消する。

操作部では印刷開始、カウンター設定、給紙エアープリセット(オプション)、給紙タイミングチェッカ―など給紙部での各種操作、設定/確認作業をタッチパネルで行える。また、排紙部ではバックガイド/サイドガイドの調整、排紙ファンの風量調整など駆動側のダイヤルを操作側タッチパネルに集約し、排紙部での作業性を向上させた。どちらのパネルにもエラー内容表示などモニタリング機能を充実させ、オペレーターの作業を支援する。