ショーワのユーザー組織「SHOWA会」の第37期総会が、10月18日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで開催され、全国から160人が集った。本総会で、15年にわたり会長を務めてきた今井茂雄会長が退任し、新会長に添田隆男氏（東京・株式会社サンライズ）を選任した。

総会後には、講演会および懇親会も開かれた。

総会の冒頭、SHOWA会の幅和弘副会長は「台風19号で被害に遭われた方々にお見舞い申しあげる。当会の福島県郡山市の会員が被災された。一日も早い復旧を願いたい」と被災した地域へのお見舞いの言葉を述べた。また「病気療養中の今井会長から辞任の申し入れがあり、新会長に添田隆男氏に就任をいただき、本日の総会で選任する」と報告した。病気療養中の今井会長からのメッセージとして「今期はデジタル印刷機メーカーの見学会や補助金のセミナーなど活発な事業を行った。15年にわたりSHOWA会の会長として勉強し、楽しい経験だった」と感謝を伝えた。

総会は、幅副会長が議長を務めた。前期は「印刷ビジネスがこのように変わる」「聞かなきゃ損する今年度の補助金制度、生産性向上がカギ」「経営力向上計画・賢い補助金活用法」「生産効率向上による小ロット化への対応」「聞かなきゃ損する令和元年からの挑戦、印刷業の製造業革新」「真夏の一歩先ゆく勉強会Iridesseを徹底季的に活用する会」など、５回にわたるセミナーを行ったほか、工場見学会を２回、ゴルフコンペを春・秋２回実施し活発な事業を展開した。加えて、サミット印刷株式会社、株式会社スポーツニュース社、株式会社みつわの３社が新会員として入会したほか、賛助会員として株式会社コーシンロジテック社を迎えた。

総会終了後に、SHOWA会講演会が行われ、元サッカー日本代表、日本サッカー協会理事の北澤豪氏が「サッカーボールはどこまでも」を演題に講演した。

続いて行われた懇親会で、新会長に就任した添田隆男会長が挨拶し、「会員の要望を取り入れ、37

年という歴史を持つSHOWA会をさらに発展させていきたい。事務局のショーワおよび幹事諸兄と協力して会員の経営に役立つ活動を行っていきたい」と述べた。

またショーワの伊澤社長も挨拶し、

「昭和58年の発足以来、勉強会と研修会を主体に運営してきた。来年はdrupa2020の開催があり、印刷業界は大きく変化するとみられる。IoTを活用した分散処理の製造業化が予測される中でSHOWA会は勉強と研修を通して皆で勉強していきたい」と述べた。

リョービの浦上彰社長の発声で乾杯となり、懇親を深めるとともに幹事の勝美印刷の米原正信社長が中締めを行った。