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ナビタスビジョン “日本のモノづくりを支え日本品質で世界へ”~フェア2019盛況に

2019.5.20

挨拶するナビタスビジョンの辻谷社長

挨拶するナビタスビジョンの辻谷社長

印刷検査装置のナビタスビジョンは5月17日、東京都港区の品川インターシティホールで『ナビタスビジョンフェア2019』を開催し、同社の技術開発の方向性と製品の優位性を説明するとともに、ユーザー、パートナー会社12社がプレゼンテーションし、検査機の重要性を語った。フェアには定員を超える申し込みがあり、400名の会場が満席となった。

冒頭の挨拶で同社の辻谷潤一社長は、今年4月に親会社のナビタスのホールディングス化に伴い、『ナビタスビジョンソリューション』から『ナビタスビジョン』に社名を変更したことを報告した上で、2011年4月に設立した同社のこれまでの歩みと現在の体制を説明した。また、「技術者集団として、ソフトウェアからカメラ・光学系、搬送技術を開発しているが、オンリーワンの検査技術を目指している。日本の品質は非常に厳しいため、検査機の過検知が起こる。過検知せずに、かつ厳しい検査ができるよう輪郭ファジー処理、伸縮補正処理、ズレ許容処理、寸法計測などの技術を開発してきた」と開発の方向を紹介した。

ナビタスフェア2019の会場

ナビタスビジョンフェア2019の会場

同社の検査機は2018年9月に累計導入1,000台を突破。目標に対し140%の高成長を続けている。評価されている背景として辻谷社長は「開発者自身が現場に入って、お客様が日々お困りなっている検査の内容から開発していくスタイルを取っている」と現場主義を強調。加えて「宮沢賢治の言葉に“永遠の未完成”がある。常に私たちは製品に完成はないと考えている」と、常に進化する社風を挙げた。

今後の展開として辻谷社長は、検査機の紙器関係、軟包装関係、フィルム、電子基板への領域拡大と、欧州市場への参入、検査機へのAI(人工知能)の組み込みの方針を示した。その上で、“日本のモノづくりを支え日本品質で世界へ”の理念を紹介し、「競合同士が国内で争うのではなく、オールジャパン、チームジャパンで、世界で戦うというのが弊社のメンバーの想い」と述べ、最後に「ミッションとしてオンリーワンの画像検査技術で世界の製品品質の向上に貢献する。そして、ビジョンとして世界No.1の画像検査システムを開発し、モノづくり現場の目視検査ゼロを目指す」と締めくくった。

プレゼンテーションでは同社の検査ソフト『AsmilVison』をはじめとするソリューション、今後の研究・開発方針が説明されたほか、ユーザー企業やパートナー企業の取り組みが報告された。