凸版印刷 音声翻訳サービスで自治体や学校での多言語コミュニケーションを支援

sub2凸版印刷は、急増する訪日外国人や外国人就労者などとの多言語コミュニケーションを支援するソリューションとして、音声翻訳サービス「VoiceBiz(R)(ボイスビズ)」を、 2018年6月より提供している。この度、「VoiceBiz(R)」が、8つの自治体・学校に採用され、今年4月より順次導入されている。

(左)自治体向けの定型文画面 (右)学校向けの定型文画面
(左)自治体向けの定型文画面 (右)学校向けの定型文画面

出入国管理及び難民認定法(入管法)が改正され、4月より施行。外国人労働者の受け入れ拡大に伴い、在留外国人の更なる増加が見込まれている。しかし、自治体窓口では様々な言語に対応するスキルやシステムが不足しており、学校現場においては 保護者との面談や生徒とのコミュニケーションにおける言葉の壁が大きな問題になっている。凸版印刷の音声翻訳サービス「VoiceBiz(R)」は、こうした多言語コミュニケーションにおける課題を解決する。

「VoiceBiz(R)」は、急増する訪日外国人や外国人就労者などとの多言語コミュニケーションを支援する 音声翻訳サービス。スマートフォンやタブレット用の専用アプリに音声やテキストを入力すると、30カ国語の中から選択した言語に自動で翻訳し、音声やテキストを出力する。
翻訳エンジン(日本語と英語の間)は、NICTが開発を進めている 深層学習を用いたニューラル機械翻訳(NMT)技術を採用。 翻訳精度の向上に向け、他の言語もNMT対応を進めていく。

また、少人数からサービスの利用を可能にするため、IDとパスワードによる認証と台数管理機能を実施。 窓口での接客など、タブレットでも使用しやすい横向きのランドスケープモードや、翻訳された文字を大中小の3段階で表示する機能などで、 ユーザビリティを高めている。あらかじめ翻訳した観光名所、商品名、施設名などの固有名詞や、利用頻度の高い定型文は、翻訳サーバに登録することで、より使いやすいサービスにカスタマイズすることが可能となっている。

「VoiceBiz(R)」で音声翻訳で選択できる言語は11言語(日本語のほかに、英語/中国語(普通話)/韓国語/インドネシア語/タイ語/ベトナム語/ミャンマー語/ポルトガル語(ブラジル) /フランス語/スペイン語)、テキスト翻訳で選択できる言語は30言語。

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