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DNP AI活用した製造と物流で書籍の販売機会を拡大

2018.2.2

大日本印刷(DNP)は、DNPグループの丸善CHIホールディングスと連携し、書店のPOSなどのデータ分析にAIを活用し、需要を予測することで、読者のニーズにフレキシブルに対応する書籍の製造から物流、販売を組み合わせた体制を新たに構築した。

DNPグループは今回、DNPの書籍用自社倉庫である書籍流通センター(SRC)と、グループ書店での在庫、出版社等の倉庫を連携させたフレキシブルな物流体制を構築。これにより、製造から物流・販売までのリードタイムを短縮し、「欲しい時に欲しい本を手に入れたい」という読者の需要に柔軟に対応するサービスを構築する。また、書店のPOSデータの分析による需要予測システムの活用も進め、出版社、全国のリアル書店、ネット書店での生活者ニーズとのマッチングを促進していく。

【新サービスの特長】
①書籍流通センター(SRC)と書店在庫、出版社倉庫を連携させて、読者に本を届けるスピードの向上を推進する。

②DNPグループ書店だけでなく協力書店のPOSデータ等も活用することで、より精度の高い需要予測を行う。

③物流においても、出版社から書店への直接納品や、増刷・製造した書籍の一部をSRCから書店へ直接発送するなど、読者の要望に合わせてフレキシブルに対応する。

④最寄りの書店やECサイトなどの希望する流通チャネルで、より迅速に欲しい本が入手できるようになる。出版社は、オンデマンドな製造・物流と組み合わせることで、読者の需要により的確に応えることができ、書籍を長期間販売できるようになる。

DNPは、今回構築した書籍のフレキシブルな製造体制と独自の流通倉庫であるSRCを核にした他の流通倉庫との連携をさらに拡げていく計画。また、丸善ジュンク堂、丸善雄松堂、図書館流通センターなどのグループ会社や、出版流通イノベーションジャパン、その他の書店及び出版社とも協力し、出版物の品揃え強化、業界の収益性改善、業務プロセスの時間短縮などに取り組み、出版市場の拡大に努める。