富士フイルムビジネスイノベーション デジタル印刷にかつてない表現力をもたらす、1パス6色プリントエンジン

Revoria Press PC1120は、120頁/分(A4ヨコ)の高速プリント、2,400dpiの出力解像度と業界最小クラスのトナー粒径を有するSuper EA-Ecoトナーで高精細・高画質を実現。1パス6色プリントエンジンにより、CMYKトナーに加えて最大2色の特殊トナーを同時に搭載できる。
世界初の接着機能を持つ「圧着トナー」は、販促目的で使用される圧着はがきなどの制作工程を効率化。
また、画像データをCMYK+ピンクの5色に自動分版することで、画像を明るくするピンクトナーの蛍光特性で、特に人物の肌の質感も滑らかな美しい仕上がりの印刷が可能となる。

エアーサクション給紙トレイと静電気除去装置により、紙粉の多い用紙や密着しやすいコート紙、フィルム用紙など多様な用紙に対して高い走行安定性を実現。
用紙厚は52g/㎡の薄紙から400g/㎡の厚紙まで、サイズは98×148㎜から最大330×1,200㎜の長尺用紙まで。筋入れ、中とじ、三方断裁、角背仕上げによる中とじ製本などにも対応する。
高性能プリントサーバー(RevoriaFlow PC11) により1,200×1,200dpi、各色10bit(1,024階調)でRIP処理を行い、高品質な画像データを生成する。
その他に、写真画像をAIが自動的に判断する新機能も搭載。
さらに「検査マネジメントシステム」オプションは、印刷物の検品を自動で行い印刷不良を検出する。

シルバーまたはゴールドの上にCMYKを重ねることで、様々な色味のメタリックカラーを使用可能
クリアやメタリックカラーは複製されにく
いため、チケットなどに有効

Quality&Productivity 
画質と生産性を高いレベルで両立

同機は、CMYKトナーに加え、最大2色の特殊トナーを搭載可能。特殊トナーは、クリア/ゴールド/シルバー/ホワイト/ピンク/カスタムレッドなどを用意。ゴールドまたはシルバートナーを下刷りすることで、CMYKトナーとの混色による光輝性の高いメタリックカラーを可能にする。6色プリントエンジンから生まれる豊かな色表現がビジネスの可能性を広げる。

ミクロンレベルの極めて小さな粒径のSuper EA-Ecoトナーにより、写真などのグラデーションは美しく滑らかに、図などの中間調は均一に、小さな文字は明瞭に再現する。また、テカリを抑え、目にやさしく読みやすい文字をプリントする。

インラインセンサーをプリンター本体に内蔵しているため、簡単に短時間でキャリブレーションができる。また、自動アライメント補正、転写出力調整の補正、自動階調補正、面内濃度の均一補正を一括調整できる自動調整機能も搭載。メンテナンスの手間やダウンタイムを最小限にする。

ピンクトナーはポップで鮮やかなデザイン
に活用できる

接着機能を持つ「圧着トナー」

同社独自のトナー製法技術であるEA製法により、内部に自社開発の圧力応答性樹脂を微細に分散させた無色透明のトナー。高い圧力を加えたときにのみ樹脂が軟化し、用紙と用紙を接着する機能を発揮する。CMYKトナーによる画像や文字の印刷と、「圧着トナー」による接着材塗布がワンパスで完結し、従来は印刷後に別工程で行っていた糊付け工程の削減が可能。

Image Processing 高画質/高速処理のプリントサーバー

プリントサーバーは、1,200×1,200dpi、各色10bit(1,024階調)でRIP処理を行い、高品質な画像データを生成する。さらに、プリンター本体で同社独自のHQデジタルスクリーン技術(MACS)により、2,400×2,400dpiの高精細でなめらかなスクリーン画像を生成する。これらのデータ処理技術により、プリントエンジンの性能を最大限に発揮する高画質化を実現した。

広告DMの圧着はがきなど画像や文字の印
刷と糊の塗布がワンパスで完結

同機にはピンクトナーの蛍光特性を使用して画像を明るくする機能が搭載されている。CMYK+ピンクの5色に自動分版し、特に人物をより明るく、肌の質感も滑らかに美しく仕上げる。

また、写真画像1点1点をAI(人工知能)が自動的にシーン判断し、写真が暗すぎる/明るすぎる、逆光、人物/青空の色味が悪いなど、それぞれに適した画像補正を施し美しく印刷できる。

Versatility
多様な用紙、多様な後加工

用紙サイズは、郵便はがきよりさらに小さい98×148㎜から最大330×488㎜の用紙まで、幅広いサイズをサポート。SRA3(320×450㎜)用紙にA3フルトンボのプリントも可能。裁ち落としを必要とするカタログやパンフレットなども作成できる。フイルム用紙や蒸着紙は印刷によって静電気を帯びやすく、排出された用紙同士が張り付くことがあるが、インラインの静電気除去装置(オプションのスタティックエリミネーターD1)によって容易に用紙の揃え直しができる。

Revoria Press PC1120

長尺用紙への対応としては、最大330×1,200㎜の用紙にプリント(片面・オプション)できる。迫力のあるパノラマポスターなど、新たな用途が広がる。自動両面プリントは最大330×729㎜。

また、オプションの活用で高品質な中とじ小冊子を作成できる。筋入れ、三方断裁、角背仕上げにも対応している。高いデザイン性と幅広い用紙対応力とが相まって、印刷物の価値がさらに高まる。さらに、オプションのトランスポートモジュール付き大容量スタッカーA1は、他社製の後処理機とのインライン接続を可能にする。

オプションの「エアーサクション給紙トレイ」は、同社独自技術のシャトルヘッドが少ないエアーで強力に用紙を引き上げ、1枚ずつ確実に送り出す。この技術により、紙粉の多い用紙、凹凸用紙、密着しやすいコート紙などに対する給紙性能を向上させている。

検査マネジメントシステム

負担が大きい印刷不良のチェック作業を、スピーディーに自動的に行い、時間と労力を大幅に軽減する。プリントされた画像を内蔵スキャナーで読み取り、印刷ジョブデータ(RIPデータ)と比較することで、印刷不良を検出。印刷中にリアルタイムに検査を行うため時間のロスがない。最小0.3㎜までの点、汚れ、欠けや、スジ、用紙の折れ、印刷位置のズレ、色濃度の変動を検出する。

〔問合先〕
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社お客様相談センター
TEL:0120-27-4100

1パス6色プリントエンジン
※クリア、カスタムレッドは上塗りのみ可能。ユーザー自身で特殊色を交換可能。
オフセット印刷機よりも手軽でスピーディーに特殊色を使える。

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