SHITARA 「シタラフェア2025」開催 “Soul:心を込めてを”テーマに168社が出展、過去最大規模で全国から1081社・2404人が来場

株式会社SHITARAは、5月16日と17日の両日、群馬県高崎市のビエント高崎ビッグキューブで「シタラフェア2025」を開催した。

創業70周年を記念し、「Soul:心を込めて」をテーマに掲げ、印刷業界の枠組みを超えて168社のベンダー、印刷業者が出展し活気あふれるフェアとなった。2日間で1081社、2404人が来場した。

開幕のテープカット
賑わう会場の様子

開場式には業界関係者が集結

初日午前9時30分からの開場式では群馬県印刷工業組合の石川靖理事長をはじめ、関東、甲信越の各県印刷工組理事長、日本グラフィックサービス工業会関東各県支部長、全国青年印刷人協議会、群馬県製本組合、長野県製本工業組合、高崎市印刷工業協同組合の来賓が出席した。

設楽社長がフェアの意義を語る

主催者を代表して設楽誠一社長は「世は目まぐるしく変化を続け、景気や環境問題そして人口問題など多くの難問がひしめいている。これから先の未来に向けて何をすべきか。まずは企業としての社会的責任を深めて実践すべきで、多くの皆様が持続的な経営に至るために強い意志を共有し、社会の多くの課題に向かってお手伝いが出来たら幸いです。こうした大きな節目の中で開催するシタラフェアは過去最大の168社の出展を得て盛大に開催出来ることに感謝申し上げたい。AIやDXが主役になろうとする世の中の変化にどう対応するか。未来に向うためにシタラフェアは印刷の枠を超えて医療、エネルギー、ロボットを加え、印刷プラスアルファのビジネスマッチングを目指している。従来と異なる商品、業種の出展により業界の枠を越えてニュービジネスをご案内できる機材展としたい」と挨拶を述べた。

来賓もフェアの意義を強調

来賓紹介の後、石川理事長が「テーマのSoulは人口減、人手不足といった状況の中でロボット、AIといった先を見据え、人々の生活と未来に対するヒントを得るというメッセージと考える。シタラフェアが全てのものの枠組みを外して考えるいい機会になる」と来賓挨拶を述べた。

開幕式で挨拶するSHITARA設楽社長
群馬県印刷工組石川理事長

実演・セミナーで多彩な提案

設楽社長と来賓によるテープカットでシタラフェアは開幕。会場ではRMGT9オフセット4色両面機とコニカミノルタのAccurioPressC14010C、ホリゾン無線綴じ機iCEBINDERⅭ-300によるデジタル印刷、オフセット印刷から製本までをハイブリッド印刷を実演したほか、『TEAM ROBO』のロボット事業、環境対応製品、DXを学べるセミナーが開催されるなど印刷業界に留まらない多様な出展が見られた。

コニカミノルタAccuriopressC14010Sとオフセットリョービのハイブリッド印刷
菊全判RMGT970
ロボット事業のTEAMROBO

業界横断で交流と情報発信

また交流スペースでは活発な情報交換が行われ、「プリプレス」、「ポストプレス」、「加工機器」、「ラベル」、「環境」、「ロボット」、「コラボレーション」の各分野から最新機資材、ソフトウェア、ビジネス情報が提供された。

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