HOPE2025盛況に~北海道印刷業界に経営・技術情報届ける展示会・セミナー、3,164人が来場

HOPE実行委員会(岸 昌洋会長/北海道印刷工業組合理事長)は9月3日、4日の両日、札幌市白石区のアクセスサッポロでHOPE(HOKKAIDO PRINT EXPO)2025を開催した。「DXで印刷価値創出〜高付加価値コミュニケーションサービス産業へ〜」をテーマに開催されたHOPE2025には2日間で3,164人が来場。最新の機器・技術・サービス、経営情報に触れた。

HOPE展は展示会とセミナーを組み合わせた情報発信と学びの場として、2016年からこれまで8回開催されてきた。今回は展示会に45社が出展したほか、実行委員会主催のパネルディスカッションとテクニカルセミナー、6社の出講による6セミナーの計8セミナーが企画された。

岸実行委員長(北海道印刷工業組合理事長)
主催者・来賓によるテープカット

初日の開会式で挨拶に立った岸昌洋実行委員長は、「このような未曾有の転換期の渦中で、我々産業が永続的な発展を遂げるためには過去の延長線から脱却するほかない。そのためには、ハードとソフトの両方に着目して、新しい目線で全体を捉える必要がある。さらに、デジタルAI技術等の急速な発展により情報の多様化が加速し、文化と情報コミュニケーションの担い手である我々の産業が果たす役割と責任は一層重要となる」と印刷産業が置かれた現状に言及。「今年のHOPE2025は、“DXで印刷価値創出~高付加価値コミュニケーションサービス産業へ”をテーマに開催する。出展、出講を頂いた皆様と、これから来場される皆様が日々革新する印刷産業の現状を共有し、互いの課題解決の突破口を見出すチャンスとなることを願う」とHOPE展の意義を強調した。

来賓祝辞、テープカットに続き開幕したHOPE展では出展各社からワークフローの自動化ソリューションや作業支援ロボットなど、DXにつながる自動化、省力化の設備が展示された。また、会場には印刷・グラフィック業界の最新情報を学ぶ学生の姿も見られた。

盛況のHOPE2025展示会場

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