リコー 音響通信技術のエヴィクサーと資本業務提携

リコーと、音響通信技術の研究、開発、提供のエヴィクサーは、資本業務提携することで合意した。両社は今後、音響通信技術とセンシングソリューションを組み合わせ、屋内外の施設や地下施設等、多様な環境で、「現場で使える」情報提供サービスの確立を目指す。

リコーは、電波を使った近距離自動認識技術であるRFIDやビーコンなどの各種センシングデバイスを用いたIoT(モノのインターネット)インフラの構築から、AI(人工知能)を駆使したデータ分析、その後のレポーティングも含めたセンシングソリューションサービスの提供を進めてきた。一方、エヴィクサーは、音声に特殊な信号を埋めこむ独自の音響通信技術「Another Track®※1」を核としたソリューションに強みを持ち、劇場や映画館、スポーツ会場などの民間分野における多言語字幕サービスなどで多数の採用実績がある。

両社はこれまでに、リコーのセンシングソリューションとエヴィクサー社の音響通信技術を組み合わせ、音響通信で制御するコミュニケ―ションロボットでの外国語ガイドサービス2や競技会場におけるICT利活用に関する実証※3、津波避難訓練における音響通信ICTの活用に関する実証実験など様々な活動を共同で実施してきた。

両社は今回の資本業務提携により、音響通信技術を活用したセンシングソリューションの開発と事業化を加速させる。

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