【倒産情報 佐賀県】山口印刷 破産手続き開始決定

山口印刷株式会社(佐賀県伊万里市二里町大里乙)は、9月19日に佐賀地裁武雄支部より破産手続き開始決定を受けた。同社は1925年(大正14年)1月創業、山口印刷合名会社を経て65年(昭和40年)9月に設立された印刷業者。商業印刷を主力とするほか、シルクスクリーン印刷やパッケージ印刷、出版印刷も手がけ、99年12月期には年売上高約3億6600万円を計上していた。しかし、ペーパーレス化が進むなか、減収傾向をたどっていた。近年は官公庁の印刷物などの落札にも注力したが、2022年6月期(決算期変更)の年売上高は約1億1300万円に落ち込み、5期連続で欠損を計上。中小企業活性化協議会の支援のもと、金融機関の協力を得て経営改善を図っていたが、2025年に入り事業を同業者へ譲渡、実質的に事業を停止していた。負債は約1億7300万円。

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