京セラ 電子投開票システム「デジ選®」が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞 審査員の選ぶ「私の選んだ一品」にも選出

京セラ株式会社の電子投開票システム「デジ選®」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」で、「2025年度グッドデザイン賞」を受賞した。誤記による無効票を防ぎ、誰もが簡単かつ公平に投票できる設計が高く評価された。さらに、審査員が個人的に選ぶ「私の選んだ一品」にも選出された。

誰もが公平に投票できるデザイン

受賞対象となった「デジ選®」は、投票所での誤記や無効票を防止し、開票作業の負担を軽減するために開発された電子投開票システム。アプリのデザインは、年齢や性別に関わらず誰もが明快に操作できることを重視し、文字やボタンを大きく表示。候補者数や名前の長さに応じてレイアウトが柔軟に変化する。

「デジ選®」使用イメージ

加えて、開票データを外部記録媒体に保存するスタンドアローン方式を採用し、通信障害や不正アクセスのリスクを抑えた高い安全性と信頼性を確保している。

「デジ選®」詳細:https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/office/phone/app-service/app/digi-sen/

電子投票の新たな可能性を評価

審査委員は、「電子投票は行政DXの中でも特に効果が期待できる分野であり、疑問票・無効票の削減や開票効率の向上に寄与する。電子投票の実施例が少ない中で、実用化を成功させた点は新たな風を吹き込む挑戦」と高く評価。次の地方選挙に向けて、同様の取り組みが広がることへの期待が寄せられた。

「私の選んだ一品 2025 グッドデザイン賞 審査委員セレクション」

また同アプリは、審査員ひとりにつき一品だけ選ぶことができるお気に入りのデザイン、「私の選んだ一品」に選出された。「私の選んだ一品」は「私の選んだ一品 2025 グッドデザイン賞 審査委員セレクション」で展示される。
同セレクションは受賞デザインをコメントとともに紹介する人気企画となっており、今年は96名の審査委員が選んだ「一品」を3期に分けて展示する。なお、「デジ選®」は11月11日から11月23日までの3期で紹介される。

  • 会期
     1期「ときめき」10月15日(水)~10月27日(月)
     2期「気づき・おどろき」10月29日(水)~11月9日(日)
     3期「わくわく」11月11日(火)~11月23日(日)
     ※京セラ製「デジ選」は第3期「わくわく」に出展
  • 開場時間:11:00~20:00(各期最終日は17:00終了)
     ※休廊日は入れ替え期間以外なし
  • 会場:GOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)
  • オンライン展示https://marunouchi.g-mark.org/exhibition.html

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