印刷業界ニュース ニュープリネット

【page2020】NECネクサソリューションズ 2つの組版システムを統合

2020.2.3

necNECネクサソリューションズはpage2020に、組版業務ソリューション『SUPER DIGITORIAL』と組版ソフトウェア『EdianWing』の機能を統合した『SUPER DIGITORIAL/EW Ver12.5』を出展する。

『SUPER DIGITORIAL』は日本語組版に特化した組版業務ソリューションとして、出版頁物組版、新聞組版の分野で実績を持つ。『EdianWing』も日本語専用組版ソフトウェアとして、書籍、雑誌から学校教材、論文、数式、シラバス、学参レイアウトまで、頁物の幅広い分野で活用されている。両システムともにトリガーコマンドや一括処理、編集スクリプトによるバッジ処理により、汎用組版ソフトでは難しい大量ページの組版が短時間で同時作成することが特徴で、プリプレス作業を大幅に効率化することができる。

同社は2019年1月にキヤノンITソリューションから『EdianWing』の事業を譲受。以降、二つの高機能組版エンジンを提供してきたが、ユーザーメリットをさらに追求するため、2020年度上半期中を目途に、両製品の機能・利活用のノウハウを統合する。

統合版では『SUPER DIGITORIAL』固有機能の新聞製作機能、環境設定の開放、自動組版デザイナー、ドングルレスによる仮想環境対応、クラウド基盤対応、『EdianWing』固有機能の連結表ツール、プログラムランチャー、本文数式組版が利用できるようになる。また、新機能として①Windows Server 2019対応、②S.DIGI―Edian機能統合、③互換オプション、④KIJIX機能リリース、⑤外部アプリケーションとのデータ交換機能、⑥PDF出力機能強化(オプション)が追加される。

同社は同時に統合版の今後の開発計画も発表している。組版機能や編集スクリプト機能は継続的に強化。2021年にexplorerから「文書ファイルの選択」、旧データからの変換機能など文書ファイルの構造を刷新するとともに、文字スタイル、段抜き浮動表、対応アプリ追加やSSE連携などKIJIX拡張の実施などを検討している。2022年には64bit対応、多言語対応強化、EPUB出力機能強化、Adobe PDF Library対応、手続き型言語タイプのスクリプトを予定している。

その他、page2020にはNECの原稿作成・校正支援システム『SmartSourceEditor』、コンテンツ管理ソリューション『SUPER DIGITORIAL/CMS』、印刷業向け業務管理ソリューション『SP-MULTI/EV』を出展。将来的に統合版ではこれらのシステム、ソリューションと連携し、コンテンツ制作から管理、組版、出力までの総合的なシステム構築も視野に入れている。

【SmartSourceEditor】テキスト、MS word原稿を取り込み、原稿の整形、校正、漢字・カタカナへのルビ付けなどの編集・校正業務を一つのアプリケーション上で実現可能。最終的な原稿がxml形式で出力されるため、紙・電子双方への原稿の利活用が容易にできる。

【SUPER DIGITORIAL/CMS】コンテンツ管理システムに自動組版ソリューションとの連携機能を付与したクラウド対応制作ソリューション。クライアントとのデータ共有・一元管理、さらに制作物の自動化を実現する。

【SP-MULTI/EV】見積り作成から受注、作業指示、売掛・買掛、在庫、原価管理まで業務全体を見える化し、各部門・各工程の業務情報をすべて一元管理することで原価管理を徹底し、利益が確保できる企業体質への変革を支援する。