【drupa2024】内田洋行グローバル  “Innovation with U”で共に革新目指す~デジタルプリントに最適なポストプレスソリューション

株式会社内田洋行グループ企業の内田洋行グローバル株式会社は5月28日から6月7日までドイツのメッセデュッセルドルフで開催される世界最大の国際印刷・メディア産業展drupa2024に出展する。

今回のブーステーマは““Innovation with U”。“U”はYouとUCHIDAの頭文字の Uをかけたもので、ユーザーとともに革新を生み出し、新しい社会を創っていくというメッセー ジが込められている。

展示機器の中心は、デジタルプリントに最適なポストプレスソリューションとなる。小ロットやバリアブルに対応したカッティング、抜き加工、加飾プリント、帯掛けなどの各種機器や、ソリューション、商材サンプルなどを紹介する。

会場では、オートフィードダイカッター『AeroDieCut』で、カラープロダクションプリンターで印刷されたパッケージを加工するデモンストレーションを予定している。また、参考出展として、パネルやPOPなどの厚紙の印刷アプリケーションに向けた自動給紙貼合機『AeroBond』や減プラ、コスト削減に向けた極薄フィルムテープ対応帯掛機『Tapit V30』、筋押しに特化した自動給紙クリーサー『AeroCrease』を初公開する。

【主な出展製品】

オートフィードダイカッター
AeroDieCut

曲線のカットや特殊なクリース、ミシン目、穴あけ、エンボスなどの加工を必要とするパッケージ、ノベルティ、ユニークな形状のグリーティングカードやPOP、洋服タグ、ペーパークラフトなどの加工で、高付加価値の印刷製品をもたらすオートフィードダイカッター。大型ダイカッターと比べて、簡単に操作ができるほか、カッティングプロッターよりも生産性が高く、ロータリーダイカッターよりも厚紙への高品質な加工が可能となる。 パッケージ加工などでクオリィティの高い製品を生み出せる信頼性の高い抜型の技術と“独自のデジタルテクノロジー”を融合させた新製品は誰もが安全で簡単に操作ができる。機械的な調整は最小限で済むように設計されており、コンパクトなサイズはデジタル印刷機との相性が良い。

オートフィードダイカッター AeroDieCut

カッター&クリーサー
AeroCut X Pro with Intellicut Global

ソリューションスタンド:面付&コントローラーソフト仕様

『AeroCut X Pro』は、カット、スリット、クリース、ミシン目の機能が備わったカッター&クリーサー。デジタルプリントの後加工、例えば名刺、ポストカード、招待状、グリーティングカード、リーフレット、チケットなどに最適となっている。搭載された10インチ大型液晶カラータッチパネルでジョブチェンジなどほぼ全ての操作が出来るため、小ロット・多品種が多い作業現場に最適である。今回出展されるのは“『AeroCut X Pro』用の面付・コントローラーソフトを搭載したモデ ル。日本での発売は未定。

カッター&クリーサー AeroCut X Pro

自動給紙ラミネーター&箔押し機
Foilglazer II

ラミネートと箔加工を1台で可能にした。エアー方式による自動給装置を備えており、 幅広い用紙に対応する。 ラミネート速度は毎分5m。自動カット機能も備えている。箔加工はデジタル印刷機で出力された黒トナー部に箔加工される。

厚紙向け用紙枚数計数機
Countron AT-Touch

厚紙用紙の計数・区分けを実現し、カード紙、コートボールなどの厚紙を高速で正確に計数する紙枚数計数機。計数区分けを変えられるランダム合紙機能、枚数チェック機能、必要枚数を取り出すセット機能、自己診断機能を装備している。独自の技術により計数後にめくりクセが付かない。

卓上紙折機&オプション
EZF-500

案内状やダイレクトメールの折り作業を効率化する卓上型の紙折機。EZF-500は、用紙 サイズを自動で検知し、折り位置設定、給紙部・排紙部の動作を自動化したフルオートタイプ。オプションでミシン目テーブル、スコーリングテーブルが用意されている。

クランパー付き卓上帯掛機
Tapit WXII-P

クランプ機能を有したことで、少ない部数でも品物を手で押さえることなく帯掛けが出来る。また弾力のある品物はプレスをしながら帯掛けをするため仕上りが安定する。

紙テープとフィルムテープが使用できてテープ厚さは60 ミクロンのフィルムテープにも対応している。オプションのスタンドアロンを使用することで長尺テープも使用可能。

【参考展示機器】

自動給紙貼合機
AeroBond

アルバムの表紙やパッケージ、カード、POP、パネル、コースターなどの印刷アプリケー ションに向けた厚紙の貼合機。デジタル印刷機で印刷した用紙に対し、厚紙を自動で合紙する。最大用紙サイズはB3。欧州ではトレンドのひとつとなっている“プラスチックから紙への移行”を意識して開発された。これまで、デジタルプリンターで印刷することが難しかった厚紙のアプリケーションも“貼り合わせる”ことで新しいアプリケーションの可能性を拡げることが出来る。なお、会場では実機を用いたデモンストレーションも行う予定。

極薄フィルムテープ対応帯掛機
Tapit V30

コスト削減に向けた極薄フィルムテープ対応帯掛機。

自動給紙クリーサー
AeroCrease

筋押しに特化した自動給紙クリーサー

【ソリューション展示】

・AeroDieCut で加工した商品展示や環境に配慮した材料を使うノベルティなどを展示

・印刷製品が完成していく、後加工工程の流れが見える製品デモを実施

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