【JP2023】コスモテック 生産環境ソリューション・湿し水冷却、加湿器、ろ過装置

株式会社コスモテックは5月18日・19日の両日、大阪市のインテックス大阪で開催されるJP2023 印刷DX展で、湿し水冷却循環装置「TOP―ONE CFG」、ハイプレッシャー加湿装置「UruOs」、ローラー冷却用ろ過装置「コスモクリーンCC―1」などを紹介する。

湿し水冷却循環装置「TOP―ONE CFG」は、湿し水の汚れをろ過する特殊フィルターユニット、水を細分化するクラスターボックスユニット、殺菌を行うUVランプユニット(ろ過装置+細分化装置+殺菌装置)の3つのユニットを搭載。印刷品質の向上と同時に、年間15%以上のインキ削減を可能にする。

TOP―ONE CFG

水が絞れることで薄いインキ被膜でも濃度を保てるので速乾性が増し、ヒジワの問題が楽になることから、乾燥のためのガス代も節約でき、印刷の立ち上がりも早くなり、損紙代の削減にも繋がる。輪転印刷機では、1台の輪転機が1ヵ月平均CMYK4色で5000㎏のインキを使用し、インキの価格を約500円/㎏と仮定した場合、1ヵ月間で250万円、1年で3000万円となり、15%の削減では450万円のコストダウンとなる。

省エネ加湿器『UruOs(ウルオス)』は、AIRコンプレッサーを使わないため、消費電力を驚くほど抑えることができる。電力消費は1L/hの加湿にかかる電力量が電熱蒸気式の100分の1という省電力を実現した。

高圧で微細な噴霧は、給水元から加圧ポンプ・噴霧ノズルまで直結の完全密閉式のためゴミやホコリ、紙粉、パウダー等の侵入がゼロとなる。カビやバクテリアの発生を防ぎ、経済性と衛生面を備え、噴霧は湿度センサーで自動制御し湿度を最適にコントロールする。

装置本体、加湿ユニットは高圧ホースと電源ケーブルの敷設だけで取付工事や設置後の追加変更も容易。複数セクションの湿度管理も可能で、装置本体(ポンプ)1台で湿度センサーを最大8カ所まで接続し個別の湿度管理ができる。

「コスモクリーンCC―1」は、ローラー冷却水の腐食による汚れを除去し、交換頻度を低減、印刷機のメンテナンス性向上に寄与する。

コスモテックは5月17日から19日まで、JP展と同じインテックス大阪で、「フィルムテック ジャパン」に出展する。同展示会には水溶性廃液処理装置 「フレンドリー」、ハイプレッシャー加湿器「ウルオス50」、ハイプレッシャー加湿器「いつも(itsumo)」、スラッジ回収装置「コスモバキューマー CV-1」、浮上油回収装置「FOR-Ⅲ」を出展する。

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