RMGT 菊全ジャストサイズRMGT970の実力を披露~サマーショーが盛況、両面・片面・厚紙の印刷を実演

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱は7月29日、30日の両日、東京都北区の社東京ショールームで「RMGTサマーショー2025」を開催し、菊全判オフセット印刷機「RMGT970シリーズ」の導入効果や技術的な特長を紹介した。

2日間で約200名が来場したサマーショーで紹介された「RMGT970シリーズ」は、菊全ジャストサイズにより刷版コストが通常の菊全判機よりも20%抑えられるほか、パッケージで使用されるK判も使用することができる。今回、実演機の一つRMGT970PF-4は油性機で、排紙部ベルトガイドと排紙部ベルト式真空吸引車の組み合わせで両面印刷時の生産性向上とコスレを抑えている。また、新たなソフトウェア「マスターチェック機能」を追加し、本刷り前の印刷準備時間を短縮した。

両日とも14時からのRMGT970PF-4の実演では学参物の両面印刷を披露。日本製紙のNPIの菊判上質紙に、インキに東洋インキのTK NEX MOF、刷版に富士フイルムの無処理版SUPERIA ZPを使用し、両面印刷時の生産性の高さを訴えた。また16時からの実演でではOKトップコート マットN(0.09㎜)の用紙に、同じく東洋インキのTK NEX MOF、富士フイルムのSUPERIA ZPで、浮世絵ポスターを印刷した。

RMGT970PF-4の実演

実演では同時に970ST-5+C+LED-UV+PQS-D(I+C+R)で、厚紙の扇子を印刷。5色+ニスコーターのロングデリバリー、LED乾燥装置の仕様で、用紙にサンカード、インキにT&K TOKA  LED-UVインキ UV-CORE、刷版にKODAKの無処理版Sonora XTRAを使用した。印刷後はウチダテクノのAeroDieCutにより抜き加工までを実演した。

サマーフェアではこのほかA3判縦通しオフセット2色機RMGT 340HA-2による封筒印刷や、RMGT-CSPIの参画企業の製品も紹介された。

会期中は補助金や売上・利益向上に関するセミナーも併催。経営や設備投資の具体的なヒントを提供した。

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