江東錦精社 フィルム、液の両ラミネーター、除電排紙装置を初出展

江東錦精社 フィルム、液の両ラミネーター、除電排紙装置を初出展
デジタル印刷除電排紙装置 Digital Ionizer B3
デジタル印刷除電排紙装置 Digital Ionizer B3

江東錦精社はpage2016に、「液」、「フィルム」両方式のラミネータを揃え、印刷物の高付加価値化、高耐久化を提案する。また、初出展のPODに対応するB3判除電排紙装置を出展する。

KompacEZkoat15Ⅱはオンデマンドプリンターやオフセット印刷の小ロット印刷物に最適なUV硬化型液体ラミネータ。紙面の光沢加工による質感の向上や、表面保護が可能。初期投資を抑え、導入しやすく操作も簡単で、PODのオペレータが出力業務などをこなしながら操作することが可能となる。ポンプ供給システムの採用で、他社の循環式ロールコーターと比べて立ち上りまでの時間が少なく、終了時のメンテナンスも簡単かつ短時間で作業を終了できる。また、オゾンフリーバルブの採用によりオゾン発生のリスクがなくなったほか、独自のヒートシンクパネルの採用で熱交換効率が増し、熱換気用ダクト工事が必要ない。上級姉妹機EZ Koat20の技術を継承し、独自のポンプ供給システムとローラーユニットの構成で常に新しいUV液ラミの供給が可能になり、液面センサーで液ラミの自動供給を可能にした。

処理速度は最大A3サイズの用紙で、1500枚/時と業界最速を誇る。

「Foliant Vega 530A」は最大B2サイズに対応した全自動フィルムラミネーター。最大15m/分の高速加工が可能で、コンパクトな設計ながら平均1500枚/時の処理能力を持つ。多彩な用途で使われるデジタル出力のA4からB2まで、小ロットから大量ロットまで対応。フィーダー部には大量積載可能なエアフィーダーシステムを採用し、精度の高い安定した紙捌きを実現した。また、オフセット紙、デジタル紙の両方が可能な微調整付カール防止装置、正確なオーバーラップシステムにより安定した美しいラミネートを保証している。

本体のデザインは、高出力バキュームと小型コンプレッサーを架台部のマシンフレーム内に収めたことで省スペースとなっている。

今回初出展の「Digital Ionizer B3」は、デジタル印刷機特有の内部帯電によるトラブルを解消するデジタル印刷除電排紙装置。従来のイオナイザーで対応しきれなかった静電気の除去に対応する。HP Indigo機に対応し、PETフィルムの除電に最適で、フィルムの吸着を軽減するとともに後工程での生産障害を改善する。

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