DNP E Ink社とSP分野・セキュリティ分野で協業

店舗の棚への応用例:赤、緑、青、黒のグラデーション表現が可能に
店舗の棚への応用例:赤、緑、青、黒のグラデーション表現が可能に

大日本印刷株式会社(DNP)は、電子ペーパー世界大手のE Inkホールディングス(E Ink社)と協業し、セールスプロモーション分野およびセキュリティ分野での新製品開発と、日本および東南アジアを中心とするグローバル市場での販売を共同で進めていく。

DNPとE Ink社は、目に優しく省電力なE Ink社の電子ペーパーを搭載したセールスプロモーション用製品やセキュリティ用製品を新しく共同開発し、DNPの販売網を通じて提供。また、DNPのディスプレーの表面処理技術や背面基板技術、ICカード製造技術と、E Ink社の電子ペーパー技術や電子ペーパーの色制御用ソフトウエアを組み合わせるなど、技術開発面でも相乗効果を発揮して、市場のニーズや環境に配慮した製品開発を進めていく。例えば、E Ink社の電子ペーパーを搭載してアイキャッチ効果を高めた店頭POPや、残高表示が可能なICカードなどを開発・提供する。日本国内に加えて、東南アジアを中心にグローバル展開し、電子ペーパー事業の拡大を目指す。

なお、今回の協業でDNPは、流通・小売、金融、交通の企業を中心に、E Ink社の電子ペーパーを搭載した製品を販売し、5年後の2020年度に20億円の売上を見込んでいる。

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