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大日本印刷&イリモトメディカル 遠隔画像診断のDXを目指して資本業務提携

大日本印刷(DNP)と、放射線科診断専門医による画像診断支援を提供する株式会社イリモトメディカルは、健康診断の画像診断における事業競争力の強化・拡大を目指して、資本業務提携する。

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遠隔読影のイメージ

近年、通信ネットワークを利用して、放射線診断専門医を揃えた施設へ各医療機関から撮影した胸部X線画像等の画像を送信し、その画像から病気の有無や程度を診断する遠隔読影のニーズが拡大している。受診率が増加傾向である健康診断には胸部X線画像等の診断があり、読影需要の増加とともに読影のさらなる品質向上と一層の迅速な対応が求められている。

DNPは、2000年代よりメディカルヘルスケア分野の研究開発・事業化を進め、脳や眼球のMR画像等を利用した病気の原因究明や早期発見に結び付く画像解析技術などを開発するほか、診断支援サービスを提供している。一方、イリモトメディカルは、健康診断における画像診断の分野において、全国139の医療機関(2021年12月現在)から、年間77万件の読影依頼を受託する遠隔読影の大手事業者である。

この度、両社は今回の資本業務提携により、大量な画像のより迅速な処理が求められる読影に対して、人工知能(Artificial Intelligence:AI)を活用した画像診断支援のワークフロー最適化と、診断精度の向上を目指し、ヘルスケア画像診断領域のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する。

業務提携により、イリモトメディカルが行っている遠隔読影のワークフローに対して、AIを活用したより効果的・効率的な読影支援システムや業務支援システムの開発・導入を行っていく。

具体的な第1弾の取り組みとして、肺結節を検出するAI診断ソフトを活用し、撮影した胸部X線画像を読影することで、肺がんの早期発見を支援していく。また両社は、AIのさらなる活用により、画像診断支援が可能な部位や疾病を増やしていくことも目指す。

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