大日本印刷 量子コンピューターのソフト開発のエー・スター・クォンタムと資本業務提携、製造・物流等の生産計画や配送経路の「組合せ最適化」を推進

大日本印刷株式会社は、量子コンピューターのソフトウェアを開発する株式会社エー・スター・クォンタム(以下AQ)と資本業務提携をした。

今回の資本業務提携によって両社は、最適な解を膨大な組み合わせの中から求める「最適化問題」に特化した計算技術である「量子アニーリング」をはじめとした、様々な量子コンピューティング技術や手法を活用し、製造・物流等の生産計画や配送経路の「組合せ最適化」を高速で処理するソフトウェアを開発・提供する事業を推進している。

DNPは、2021年に「組合せ最適化問題」を高速で処理する「DNPアニーリング・ソフトウェア」を開発するなど、アニーリング手法を活用した社会課題の解決に取り組んでいる。またAQは、2018年の創業以来、特に物流や広告関連の「組合せ最適化問題」を解くための研究開発を行い、量子コンピューターのゲート方式とアニーリング方式の技術確立やソフトウェア開発などを展開している。

両社は、組合せ最適化技術を活用して、DNPの工場内における生産工程の予定作成の時間削減や効率化を目指す実証実験を行うなど、量子技術の共同研究や開発に取り組んでいた。今回、両社が目指す事業の方向性が一致し、強みを補完し合い・掛け合わせて相乗効果を発揮していくため、資本業務提携に至った。
業務提携によって両社は、「組合せ最適化」に関するソリューションを開発、「DNPアニーリング・ソフトウェア」を中心に、製造・物流業界における生産計画や配送経路の組み合わせを最適化するソリューションを開発、企業のDXを支援する。また、両社は、顧客とする企業・団体等が抱える多様な課題に対して、量子コンピューターやソフトウェア等の量子技術を活用した解決策の提案や、コンサルティングを行う体制を構築していく。またDNPは、量子コンピューターに関する豊富な知見・技術を有するAQとの連携により、量子コンピューターのソフトウェア開発に関連した人材の育成や研究開発体制の強化を図る。

両社は今後、製造・物流業界向けに提供するソリューションの開発や企業・団体等のニーズに対応可能な体制を構築するなど、社会への量子技術の実装を目指す。
DNPは今後、「組合せ最適化問題」を高速で解くDNPアニーリング・ソフトウェアなどの提供を通じて、物流業界が直面する2024年問題をはじめとした人手不足の解決や、製造現場のDX推進、生産性向上に貢献する。

関連記事

最新記事