リコー 銀座の三愛ドリームセンターに「RICOH ART GALLERY」オープン

梅沢和木《画像の粒子 -Twelve Style-》, 2021, 紫外線硬化樹脂(StareReap 2.5 プリント)にアクリル, 91.5×91.5cm
梅沢和木氏《画像の粒子 -Twelve Style-》, 2021,
紫外線硬化樹脂(StareReap 2.5 プリント)にアクリル, 91.5×91.5cm

リコーは4 月28 日、東京・銀座4 丁目交差点に面した三愛ドリームセンターの8 階・9 階に「RICOH ART GALLERY(リコーアートギャラリー)」をオープンする。リコー発のアートプロジェクト「StareReap(ステアリープ)」とアーティストとの共創によって生まれた作品を紹介・販売するためのギャラリーとして開設し、新しいアート文化の創出に貢献する。

ギャラリーでは、国内・海外を問わず、美術業界の最前線で創作活動を行っている新進気鋭のアーティストとのコラボレーションによる展覧会の開催を予定。「StareReap」との共創活動を通じて、アーティストそれぞれの多様な発想で生み出された革新的な作品を紹介する。

同社は、新規事業の創出に向けた取り組みとして、スタートアップ企業や社内外の起業家の成長を支援して事業共創を目指すアクセラレータープログラム「TRIBUS」を行っている。「StareReap」は、同プログラムで活動中の社内チームから生み出されたアートプロジェクト。リコー独自のインクジェット技術とデジタル技術を用いて2.5D印刷(UVインクで積層して立体形状を表現する技術)する技法「StareReap 2.5」を制作基盤とし、凹凸や質感などを精密に、自由に表現する

同プロジェクトでは、企画から制作までのすべての工程で、アーティストと「StareReap」のプリンティングディレクターが対話を繰り返すなかで相互に多様な発想を引き出し、従来にない自由度の高い表現による革新的な作品の創作を実現する。

オープニング展覧会では、4 月28 日から5 月29 日まで2010 年代以降の日本のアートシーンをリードする梅沢和木氏の個展「画像・アラウンドスケープ・粒子(Image, Aroundscape, Particle)」を開催する。デジタル画像を活用したコラージュやそこに加筆することで生まれるデジタル世界と現実世界を行き来する梅沢氏の世界感との融合により生まれる作品を、「StareReap」を象徴するものとして紹介する。

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