マツモト ミューラー・マルティニの「アレグロ」全自動無線とじ機ラインを発注

ルドルフ・ミューラー氏(左から2人目)とマツモトとミューラー・マルティニ関係者
drupa2016会場で。ルドルフ・ミューラー氏(左から2人目)とマツモトとミューラー・マルティニ関係者

マツモト(福岡県北九州市)は、年内に予定する新工場の製本設備として、ミューラー・マルティニの「アレグロ」全自動無線とじ機ラインを発注した。

日本有数の写真アルバムメーカーである株式会社マツモトは、2年前にミューラー・マルティニの全自動ハードカバーライン「ディアマントMC(モーションコントロール)」を導入し、主力の写真アルバム製本の効率化を実現した。代表取締役社長の松本敬三郎氏は、その経験からモーションコントロールの優位性を認識しており、デジタル印刷を含む新しい書籍生産工場に、世界初のモーションコントロールを全面採用した「アレグロ」を選択した。

松本社長は「2年前に立ち上げたミューラー・マルティニのディアマントMCが小ロットの写真アルバム制作において、快調に稼働してくれており、その実績が今回の機種選択に大きく寄与しています」と設備投資の経緯を語っている。また、「印刷物の小ロット化、短納期化は顕著になってきており、印刷業界の構造変化に対応するためのコスト削減も急務、まさに今が未来に向けての決断の時期であるという強い思いがあります」との意思を示している。

アレグロは2012年のdrupa2012で発表以降、100ラインを出荷し、世界中のユーザーから高い評価を得ている。今回のドルッパ印刷機材展にて、さらにデジタル印刷対応の新機能を追加して、小ロット対応を強化した。

6月5日、ドイツ・デュッセルドルフ市のドルッパ会場を訪れた松本社長、松本常務を始めとする関係者はミューラー・マルティニのグループ会長、ルドルフ・ミューラー氏の歓迎を受け、出展機のアレグロを視察した。

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