キヤノン 商業印刷向けプリンター「imagePRESS V1350」が「第53回機械工業デザイン賞IDEA」の「日本デザイン振興会賞」を受賞

キヤノン株式会社は商業印刷向けカラープロダクションプリンター「imagePRESS V1350」(2022年12月発売)が、日刊工業新聞社が主催する「第53回機械工業デザイン賞IDEA」において、「日本デザイン振興会賞」を受賞したことを発表した。

「機械工業デザイン賞 IDEA」は、日刊工業新聞社が主催し、日本の工業製品におけるデザインの振興と発展を目的に1970年に創設された賞。製品の機能や外観だけではなく、市場性や社会性、安全性など、さまざまな面から総合的な審査が行われる。審査委員会は関係省庁や大学、各工業団体の専門家などで構成され、今年で53回目を迎える。

 今回受賞した「imagePRESS V1350」は、製品カタログやリーフレットなど高品位な印刷物を大量印刷する、商業印刷向けのプロダクションプリンター。毎分 135 枚(A4 ヨコ)の高速印刷により印刷物の短納期化に貢献するとともに、長時間の連続印刷を支える耐久性と印刷品位の安定性を備えている。さらに、リモート印刷管理アプリを活用して、複数台のプリンターの稼働状況をリアルタイムに把握することで稼働率を最大限に引き上げ、設備全体の印刷計画の最適化に貢献する。

 本体デザインは、水平・垂直で構成されたシンプルな造形に、本体前面の黒ラインにカバーを開閉する取っ手を配置するなど、直感的な使いやすさを実現している。加えて、本体上面には、印刷物の確認や仕分け作業ができるフラットスペースを設けているほか、ステンレス製のエッジガードにマグネットで資料の貼り付けができるなど、印刷現場における作業効率向上に貢献している。
 キヤノンが「機械工業デザイン賞 IDEA」を受賞するのは、今回で 17 回目になる。同社は今回の受賞を励みとして、今後も性能とデザインを高度に融合させた製品づくりを続けていく。

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