RMGT 東京ショールームでエコプリ2022開催、実演やセミナーで環境印刷ビジネス、資機材を訴求

リョービMHIグラフィックテクノロジー(RMGT)は7月27日、28日の両日、東京都北区のRMGT東京ショールームで『エコプリ2022』を開催した。

会期中は「最新の環境印刷で新ビジネスを発掘」をテーマに、印刷機資材メーカーとコラボレーションし、印刷会社のSDGsにつながる用紙やインキをはじめとする環境対応型印刷資材のアプリケーションや、環境対応印刷のノウハウ、関連ビジネスを紹介した。

実演では、菊全判5色枚葉オフセット印刷機『RMGT 970ST-5+CC+LED-UV』による「バイオマスインキと環境対応用紙、LED-UVによる環境負荷低減印刷の提案」、及びB1判5色枚葉オフセット印刷機『RMGT 1050V1ST-5+LED-UV』による「水無しLED-UVとコンセントリックスクリーニングによるインキ量削減と環境印刷の提案」を披露した。

「バイオマスインキと環境対応用紙、LED-UVによる環境負荷低減印刷の提案」では、T&K TOKA製の『UV CORE TYPE-A BM LED-UVバイオマスインキ』を使用し、環境に配慮した特殊原反である「kome-kami」(非食用米を原料とした用紙、米の含有率3~5%:太平紙業提供)に両面印刷。 来場者がkome-kamiの手触りや風合いを確認するとともに、LED-UVによるストレート機での両面即乾印刷の他、菊全ジャストサイズによる菊全機の刷版サイズに比べ約20%減によるランニングコストの削減、設置スペースが菊全機に比べ約30%減少、消費電力約が約34%削減などのRMGT 970モデルの特徴を説明した。

「水無しLED-UVとコンセントリックスクリーニングによるインキ量削減と環境印刷の提案」では、東京インキ製の水無し用UVインキ『Zipcure ALUX (UV OL HEL アルックスR)』、東レ製水無しプレート『waterless plate』を使用し、水無し印刷と網点をリング状に分割したコンセントリックスクリーニングによる印刷を実演した。AMスクリーニング、コンセントリックスクリーニングで同じ絵柄を左右に2分割して印刷し、発色など、それぞれの特長を訴求した。

会期中はセミナーも開かれ、太平紙業とRMGTによる「RMGT/太平紙業がアシストするSDGsとは」、一般社団法人 日本印刷産業連合会による「グリーンプリンティング(GP)認定でSDGs推進をアピール!」で、環境関連の最新情報を提供。展示コーナーではGP認証マークを取得した製品を取り扱う各種資材メーカー12社が、様々な環境対応製品を出展。日本印刷産業連合会も出展し、GPマーク認定制度や業界の取り組みなどを紹介した。

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