【印刷ビジネスモデル集2019】= アーリークロス =建築工事看板、PR看板の印刷通販サイト『看板印刷Lab』開設

【印刷ビジネスモデル集2019】<br>= アーリークロス =<br>建築工事看板、PR看板の印刷通販サイト<br>『看板印刷Lab』開設

プラダン、アルミ複合板、塩ビに対応

『看板印刷Lab』のトップページ
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アーリークロス(仙台市)はこのほど建築工事看板やPR看板、囲い看板の印刷通販サイト『看板印刷Lab』を開設した。

同社は小ロット対応のふせん印刷専門サイト『激安 ふせん紙王国』を展開するほか、オリジナル紙クリップの専門サイト『激安! クリップ王国』、オリジナルメモ帳の専門サイト『激安! メモ帳王国』などのノベルティグッズのサイトを運営している。とくに『激安 ふせん紙王国』は同社の主力事業で、小ロットからの対応、豊富な品揃えで多くの支持を集めている。

今回開設した『看板印刷Lab』はサイン・ディスプレイに特化した印刷専門サイト。住宅メーカーなどが新築物件を建設する際に必要になる工事看板、建築工事看板、現場看板などを対象にしている。現在は主に東北6県からコンスタントに受注しているが、今後、東京、大阪などの建築展示会などに出展し、全国展開を図っている。

工事・建設現場に使われる看板は大型のシルクスクリーン印刷機で製作されるのが一般的だが、版を利用するため、小ロットの場合にコスト高となる。同社では今回、大型のフラットベッドインクジェットプリンターを導入。小ロットからの発注を可能にしている。

対応素材はプラダン(3、5、7㎜)、アルミ複合板(3㎜)、塩ビ(1㎜)など。入稿はAdobe社のイラストレーターやフォトショップのほか、エクセル・ワードのデータから同社のデザイナーが無料でイラストレーターデータに描き直して対応する。大型カッティングマシンにより様々な形状を受け付けるほか、オプションで穴あけ、ハトメの加工も受け付ける。送料は全国無料。国内自社工場(社内一貫生産)により短納期、低価格に対応した。

独自の前処理でインク高密着

施工事例
施工事例

通常、プラダン素材は、UVインクジェットプリンターであってもインク密着性が悪い。同社では独自の前処理により、インクの密着性を高め、耐久性も高めている。

データは300MBまではデータ転送サービスなどWeb上から送付することができる。画像(jpg)で入稿する場合は100dpi程度の解像度が必要となる。

価格はオリジナル工事看板(910×910㎜、プラダン5㎜、30枚)が3,700円(税別)から。

同社の佐藤智裕社長は「ノベルティなどのネット通販のノウハウから新規分野に挑戦することになりました。様々な視点からニッチ分野なのでチャンスがあると判断しています。ノベルティもそうですが、お客様が値段が高い、不便に思っていることを形にしていきたいと考えています」と述べている。

同社では工事系看板以外にも、ノベルティなどの販促系の市場に向けて大型POP、店頭POPなどの受注も開始している。繁忙期などは大型インクジェット印刷機で大量のノベルティの名入れも行っております。また、プラスチックなどの成型品の名入れなども活用する。もともとA3、A2などのインクジェットプリンターでノベルティの名入れに対応してきたが、繁忙期には新設備の大型のフラットベッドインクジェットプリンターで大量のノベルティの名入れサービスを提供していく。

株式会社アーリークロス

宮城県仙台市宮城野区新田2丁目8-50

代表者:佐藤智裕氏

TEL 022-349-9371㈹

FAX 022-349-9372

https://www.early-cross.co.jp/

『看板印刷Lab』

https://www.signprint-lab.com

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