トーハン アクセアと共同で書籍販売とコワーキングカフェを融合した新パッケージを展開 アプリ決済による無人運営も可能で企業や自治体への導入を促進、「アクセアカフェ新橋駅銀座口店」に先行導入

株式会社トーハンは、株式会社アクセアと共同で、書籍販売とコワーキングカフェを一体化した新たな店舗モデルをパッケージ化し、企業や自治体への導入促進を開始した。モデル店舗として「アクセアカフェ新橋駅銀座口店」(東京都港区新橋2-18 第3光和ビル3F)が先行導入されており、書籍購入時は会員用アプリ「BizSPOT」を利用し、QRコードを読み取ってキャッシュレス決済する仕組みとなっている。これにより書籍用のレジが不要となり、無人販売を含めた低コスト運営が可能となる。

アクセアカフェ新橋駅銀座口店

コワーキングと書籍販売を組み合わせた新サービス

同パッケージは、アクセアが展開するコワーキングスペース「アクセアカフェ」と、トーハンの小型書店開業サポートサービス「HONYAL(ホンヤル)」を組み合わせたもの。コンパクトなワークスペースから本格的なブックカフェまで、施設特性やクライアントの要望に応じて柔軟に設計できる点が特徴となっている。

書籍の購入イメージ

無書店自治体への貢献も視野に

同取り組みは、コワーキングの空間を有効活用し、ユーザーがその場でセレクトされた書籍を手軽に購入できる利便性を提供する。特に書店のない地域を中心に、一般企業や地方自治体と連携しながら展開を目指す。人と本との接点を広げることで、無書店自治体の減少にも貢献する。

公共施設や観光拠点にも展開へ

今後はアクセアの各店舗(デジタルプリントショップやコワーキングスペースなど)を中心に導入拡大を検討。さらに、公共施設、オフィスライブラリー、宿泊施設、観光施設、医療機関など多様な業種への提案を進めていく。また、書籍本体のバーコードを直接読み取ることで決済可能なシステムの開発も進めており、利便性をさらに高める計画を進めている。

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