研文社 UCDAアワード2023において「みんなのピクトを活用したコミュニケーションツールコンテスト」実行委員長賞と「UCD制作優秀企業賞」シルバー賞をダブル受賞

株式会社研文社は、2023年11月9日、神田明神ホールで行われた一般社団法人 ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)による UCDAアワード2023選考結果報告会 において、「みんなのピクトを活用したコミュニケーションツールコンテスト」の実行委員長賞と、「UCD制作優秀企業賞」のシルバー賞を受賞した。
なお審査の対象となる「UCD(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)」とは、情報をより多くの人にわかりやすく伝えられるようにデザインの観点からコミュニケーションの課題を解決する考え方で、「情報の送り手と受け手の間にある障壁を取り除き、伝達効率を高めるためのデザイン」。

今回研文社が応募し、実行委員長賞を受賞した「みんなのピクトを活用したコミュニケーションツールコンテスト」とは、食物アレルギー表示のためのUCDA認証ピクトグラム “みんなのピクト” を用いたアイデア・デザイン・コンテスト。一方の「UCD制作優秀企業賞」とは、情報の送り手(1者企業)の要請に応えられる、UCD(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)をよく理解し提案力・改善力のある情報の作り手(2者企業)を、UCDAが評価し表彰する制度で、2023年に新設されたもの。

今回、研文社は、「みんなのピクトを活用したコミュニケーションツールコンテスト」に、「アレルギー食品 離乳食管理表」という企画を立案して応募した。
「アレルギー食品 離乳食管理表」とは、母子手帳に掲載することを想定して制作したもので、離乳食期の子どもの食物アレルギーの記録を書き込める離乳食管理表。アレルギーを起こす可能性のある食品28品目をピクトで掲載し、特に重篤度の高い8品目は赤で掲載して、摂食時の注意を促している。
自身に食物アレルギーがない人は食物アレルギーの知識に乏しく、自身の子供がアレルギーであることの気づきや発見が遅くなりがちという課題がある。「アレルギー食品 離乳食管理表」は、妊婦なら必ず目を通す母子手帳を通じて食物アレルギーへの気づきを早期に促せること、また一覧性が高いことにより医療機関や保育機関との情報共有がしやすいこと、などが評価されての受賞となった。

「みんなのピクトを活用したコミュニケーションツールコンテスト」の実行委員長賞を受賞した「アレルギー食品 離乳食管理表」

一方、「UCD制作優秀企業賞」の評価の方法は、2者企業の1年間(評価対象期間:2022年10月〜2023年9月)のUCD活動を5項目(UCD推進部門/アワードエントリー支援と成果/UCDA認証代理申請実績/UCDA資格認定取得実績/UCD推進活動実績)で審査され、評価結果をゴールド、シルバー、ブロンズの3段階で表彰する。
2023年度はゴールドは該当企業はなし、シルバーは研文社を含む3社が、ブロンズには1社が選ばれた。
研文社は、これからも情報の作り手として、様々な企業が送り出す情報をより多くの人に見やすくわかりやすいデザインにするお手伝いをしていくとしている。

研文社のUCDサービスの詳細はホームページからも紹介している

UCDA専務理事 武田一孝氏(左)と研文社取締役常務執行役員 藤井教夫氏

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