モリサワ 大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」来場者100万人達成 「見出ゴMB31」「太ゴB101」などモリサワフォントで視認性・世界観の演出
株式会社モリサワが提供するフォントが使われている大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」が、5月28日に来館者数100万人を達成した。同社は来場者の体験を支える会場サインに、視認性と世界観の演出で大きく貢献している。
モリサワの書体が来場者体験を支える
2025年大阪・関西万博において、大阪府と大阪市などが共同出展する「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn(大阪ヘルスケアパビリオン)」が、5月28日時点で来館者数100万人を突破した。これは予想を上回るペースであり、会場では節目を記念するセレモニーも実施された。
このパビリオンは、「REBORN」をテーマに、25年後の自分(アバター)とともにミライの医療や都市生活を体験できるインタラクティブな空間。その世界観の中核を担っているのが、視認性や雰囲気に配慮してデザインされたモリサワの各種フォント群となっている。
見出ゴMB31など、適材適所のフォント選定
大阪ヘルスケアパビリオンでは、「見出ゴMB31」「太ゴB101」「ゴシックMB101 B」「UD新ゴ ハングル」などのモリサワフォントが採用されている。これらのフォントは、サインやアプリケーション用の組込みフォントとして活用されており、パビリオン全体の視認性と統一感を高めている。
中でも「見出ゴMB31」は、伝統的で落ち着きのある見出し用ゴシック体として設計され、大きなサイズでの使用に最適。字面が小さめに設計されているため、空間に余白を持たせつつ、力強い情報伝達を可能にしている。

万博全体を通じたモリサワの貢献
モリサワは、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と「大阪・関西万博PRブロンズパートナー」として広報・プロモーション分野で協賛契約を締結している。これにより、同社のフォントは大阪・関西万博の会場サイン、公式アプリ、マップなどにも広く使用されている。
単なる表示手段としてのフォントではなく、訪れる人々の理解や体験価値を高めるインフラの一部として、モリサワの書体が大阪・関西万博の成功を下支えしている。