【page2020】ホリゾン デジタル印刷製本ライン中心に~キヤノン、リコーとコラボレーション
ホリゾン・ジャパンはpage2020にデジタル印刷向け書籍製本システム『SmartBinding System』を中心に、ブースの枠を超えたプロダクトラインを紹介する。
今回出展するSmartBinding Systemは、AFC―566FKT+BBS―40(四六判半裁・全自動紙折機+折丁ブロック集積装置)、BBF―480+BQ―480(本身給冊装置+自動無線綴じ機4クランプタイプ)、HT―300(三方断裁機)、EL―480(エレベータコンベヤ)の構成。折り加工から仕上げ断裁までをインライン接続し、厚みの異なる冊子への対応をはじめ、高速かつ正確な仕上がりサイズの変更の自動化を実演する。今回、新製品として注目されるのは『iCE TRIMMER HT―300』。高生産性と自動化を追求した次世代型の三方断裁機で、冊子厚さの自動測定など新たな機能を加えて、最高処理速度が300サイクル/時に向上した。
一連のラインでは、AFC―566FKTで印刷されたシートを折り加工し、折り丁ブロック集積装置BBS―40で折り丁の天と地を糊で仮綴じして製本工程に送る。BBF―480が無線綴じ機BQ―480に仮綴じされたブックブロックを自動で投入。表紙と本身の整合性を検証しながら製本する。最後はHT―300で仕上げる。
キヤノンマーケティングジャパンとはロボットシステム連動枚葉デジタル無線綴じ製本ラインを実演する。オフラインフィーダーHOF―400に印刷物を積載し、一冊ずつのブックブロックを生成。協働ロボットがブックブロックをつかんで、無線綴じ機BQ―270Vに自動投入する。表紙と本身をマッチングして無線綴じ製本後、HT―300で三方断裁してブックを完成させる。
リコージャパンとは枚葉デジタルインラインカットシステムで協力する。カラープロダクションプリンター『RICOH Pro C7210S』と、ホリゾンのシートカット&クリーサ『SmartSlitter』をインライン接続して実演する。
このほか会場ではMISとの相互連携やプリプレスからのセット情報取得の機能を備えたポストプレス機器のワークフローシステム『pXnet』、ペラ丁合鞍掛け中綴じ製本システム『StitchLiner MarkⅢ+HOF―400』などを出展する。