出版デジタル機構 書籍の販促サイト「NetGalley」日本版を開始

株式会社出版デジタル機構は、北米、ドイツ、フランスで広く利用されている、Webとデジタルを活用した紙書籍の販促サイト「NetGalley(ネットギャリー)」日本版のサービスを開始する。

同サービスは、書店員や図書館員、教育関係者、ブロガーなどの読者に対して、発売前の書籍のゲラや見本を、セキュリティの施された電子コンテンツの形態で配布する仕組み。これにより読者は無料でサービスを利用できるうえ、興味のある作品のゲラを出版社にリクエストできる。出版社によってリクエストを承認された読者は、発売前の本のレビューを発信したり、作品の評価を寄せたりすることができるようになる。

netgalley

同サービスは、アメリカのNetGalley LLCが提供するサービスで、北米では大手を含む300以上の出版社で利用されている。その他、カナダ、オーストラリア、イギリス、フランス、ドイツでも展開されている。

NetGalleyは誰でも無料で参加できる。すでに6月から7社でのベータテスト運用を行っており、現在、書店員を中心に700名の会員が参加。10月からは、新たに10社を加え、さらに大々的に「本の応援団」となる会員も募っていく。

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