ミューラー・マルティニ drupa2016のテーマは「Finishing 4.0」

ミューラー・マルティニ(スイス)は来年5月31日から6月10日まで、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場で開催される世界最大の印刷機材展「drupa2016」のテーマ「Finishing 4.0」を発表した。
ショートランとロングラン、デジタル印刷とオフセット印刷と、印刷プロセスはますます多様化している。フィニッシング(後加工)工程でも革新的なソリューションが求められており、ミューラー・マルティニは「Finishing 4.0」によって、高度な工程間の連結性能、全ての工程を統合するワークフローの重要性を披露することになる。
製造業の「Industry 4.0」(あるいはインターネットオブシングス、IoT)とは、高度に自動化された大規模な生産における生産物の柔軟性(例えば、最小1個というロット)を意味する。それは書籍やマガジンの製作者にとって永年の課題でもある。
専門家はこれからの経済がデジタルネットワークの構築と絶え間ない情報処理に大きく影響を受けると主張している。ミューラー・マルティニのCEO、ブルーノ・ミューラーは「そうした将来への取組みは、印刷製本業界ではすでにかなり以前に始まっており、幸いに当社のソリューションもその先導的な役割を果たしてきた。来るdrupa2016のミューラー・マルティニのテーマはFinishing 4.0。それは当社のマシンの持つ高い連結能力により、多種多様な生産 ロット、製本サイズ、そしてコンテンツに対応すること。drupa2016でぜひお確かめ頂きたい」と述べている。

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