ハイデルベルグ アイワードにAI搭載スピードマスターXL106納入

スピードマスターXL106の前でアイワードの木野口会長(中央)、奥田社長(右)、ハイデルベルグ・ジャパンの水野社長
スピードマスターXL106の前でアイワードの木野口会長(中央)、奥山社長(右)、ハイデルベルグ・ジャパンの水野社長

ハイデルベルグ・ジャパンは4月18日、アイワード(札幌市中央区)の石狩工場(石狩市)で記者発表会を開き、昨年12月末に同社に納入した最新鋭の菊全寸延び判8色両面兼用機『スピードマスターXL106-8-P 18K』の稼動状況などを説明した。アイワードでは老朽化したオフセット印刷機4台を、スピードマスターXL106の1台に集約。超過勤務の短縮や生産性向上などの効果を上げている。

スピードマスターXL106は、ハイデルベルグが昨年のdrupa2016で発表した「Simply Smart」を具現化するもので、オフセット印刷の完全自動運転を実現する「Push to Stop」のコンセプトに基づき設計。AI(人工知能)を搭載した『インテリスタート2』により、最適なジョブチェンジプログラムを自動的に生成する。また、印刷中に機械を停止することなく、色や見当の合わせを測定して自動的に調整し、オペレータが介在する作業を大きく削減する。

アイワードの石狩工場は、MIS(経営情報システム)、ハイデルベルグのワークフローシステム「プリネクト」を中核としたスマートファクトリー化を進めており、最新鋭のオフセット印刷機の導入で、その取り組みを進展させる。

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