ミマキ 小ロット生産に最適のエントリーモデルの捺染プリンタ

ミマキエンジニアリングは、12月からテキスタイル・アパレル向けに1.8m幅のロール・トゥ・ロールダイレクト捺染インクジェットプリンタ『Tx300P-1800』を販売する。新製品は発売以降14年間世界中で稼動している「Tx2-1600」の後継モデルとして、小ロット生産やサンプル作成、デザイナーや教育の場などに提案する。

これまで布にダイレクトでプリントする場合には、布の種類によって変化する厚みに合わせてヘッドギャップを細かく調整する必要があった。また、繊維の毛羽立ちを考慮してヘッドギャップを高く設定せざるを得ない場合もある。しかし、調整が不十分なヘッドギャップや、高すぎるヘッドギャップはインクの着弾精度が落ち、高画質でのプリントが困難という課題を生じさせていた。

新製品は、吐出するインクのスピードを速くし、直進性を高める新型ヘッドを搭載することで、インクの着弾精度を高めハイギャップでの高画質プリントを実現。また、独自の布送り機構により布にかかるテンションを一定に保ち、高速プリント時でも安定した画質を維持する。さらに、同社が追求してきた『美しいプリント』をこれまで培ってきたプリント技術で実現する。新型のヘッドを搭載することで、従来機の約2倍のプリント速度となるほか、用途に合わせて、昇華染料インク、分散染料インク、捺染顔料インク、反応染料インク、酸性染料インクの5種類を用意した。

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