株式会社いけうち（霧のいけうち）は、4月11日より、ソレノイド駆動により瞬間間欠噴霧が可能な扇形パルススプレーノズル『SD-VV』『SD-V』を販売開始した。

パルススプレーノズルとは、電気信号のON・OFFにより噴霧制御を行う一流体スプレーノズル。電気信号をON・OFFすることでソレノイド部のコイルに磁界が発生、その際磁化された可動鉄心が動く仕組みにより、噴霧のON・OFFを制御することができる。

 同社のスプレーノズル『SD-VV』と『SD-V』は、制御パルスを変化させた際にスプレーパターンや粒子径を維持したまま噴霧量のみ調整ができ、噴口直前で噴霧制御を行うことで、応答性高く繊細な噴霧が可能となっている。

新製品『SD-VV』と『SD-V』は最小噴霧単位0.05秒の瞬間間欠噴霧で、0.17cc/1ショットの小量塗布を実現した。噴霧時に飛散が少ないため、油や薬液などの小量塗布やマーキング用途に適しており、IP67（防塵、防水）構造となっている。ノズルチップは交換でき、流量や角度の変更ができる。

 『SD-VV』はソレノイドの接液部に食品衛生法に適合した材質を使用、また『SD-V』は噴口部がセラミック製となっており耐薬品性と耐摩耗性に優れている。