印刷業界ニュース ニュープリネット

桜井GS 型不要のホットフォイルシステム発表
サクライリキッドメタルLQM-105

2018.11.29

桜井グラフィックシステムズは11月20日、東京都江東区福住の本社でサクライ全自動スクリーン印刷機とホットフォイルラインの新技術「サクライリキッドメタルLQM-105」を発表した。新製品は特別な型を必要とせず、スクリーン印刷の厚盛りUVニスで型を形成して箔を圧着し、高付加価値なフォイルエンボスの箔押しを行う。システムはサクライが熱圧着機「LQM-105」について、欧州の著名箔会社との提携で世界市場に展開する。日本では来年1月23日、24日に開催される「第55回光文堂新春機材展Print Doors2019」で初公開する。桜井社長は「新技術は箔製品のコスト構造を変える画期的なシステムである」とパッケージ、販促POP市場に新たな高品質・低コスト・差別化・高付加価値化を提案する。

 

金や銀、箔押し加工は印刷物、高級パッケージやグリーティングカードで人気を集めている。箔押し機は箔押し専用機によるホットフォイルスタンプ加工、印刷工程に組み込まれたコールドフォイル加工、デジタル印刷機と連動したデジタル加飾システムが多く使われている。しかし、高額設備と箔のコストが課題となっている。箔押し専用機は箔の型を必要とし、装置が高額で両面加工が難しい。また印刷工程のコールドフォイル加工は初期費用が高額となり、デジタル印刷加飾機も装置が高額で大ロットの場合はコスト高となる。

サクライリキッドメタルLQM-105はスクリーン印刷機、UV乾燥機、LQM-105、スタッカーで構成。全自動スクリーン印刷+ホットフォイルラインは一つの印刷加工ラインで箔押し製品を仕上げる。

【主な特徴】

①スクリーン印刷とホットフォイル技術をワンパスで行い、作業効率と生産性を向上させる

②スクリーン印刷の厚盛UVニスで型を形成し、フォイルを合わせることで高品質・高付加価値化を実現する

③箔に機能性を持たせ、全面張や多面付けが出来、見当精度が高く、箔の型を使用しないため汎用性、低コスト性に優れている

④既存のスクリーン印刷へオプション加工機として搭載が可能で、初期投資を抑え、外注コスト削減と利益の創出を可能にする

⑤スクリーン印刷(コーティング)とフォイルエンボスという2つの技術をワンシステムで実現することで、費用対効果を高め他社との差別化を図る。

発表する桜井隆太社長

発表する桜井隆太社長

桜井隆太社長は「新製品はシルクスクリーンの技術を横展開した。クロスマーケティングが求められる中でサクライはシルクスクリーンの技術から新しい付加価値を提案する。パッケージと箔業界は劇的なコストダウンと従来以上の表現力が可能となる。コスト構造を変えることで適正な価格によりマーケットを広げていきたい。現在、欧州と日本のお客様から多くの関心が寄せられている。日本では来年1月に1号機が顧客に導入される予定となっている。スクリーン印刷機とフォイルの組み合わせで新しいマーケットを開拓していきたい」と今後の展開を述べた。

なお、サクライリキッドメタルLQM-105は来年1月23日、24日に名古屋市・吹上ホールで開催される「光文堂新春機材展PrintDoors2019」、4月16日から19日に美濃市・岐阜工場で開催する「第9回サクライ岐阜工場新技術発表会」に出展し、デモンストレーションを行う。

〔サクライリキッドメタル LQM-105仕様〕

▽シートサイズ:最少420×297㎜、最大1050×750㎜

▽シート素材:蒸着紙、プラスチックシート、ラミネート素材、金属板、各種紙素材

▽シート厚み:0.075-0.8㎜(全自動)

▽部分スタンプモード、全面スタンドモード

〔問合先〕03-3643-1131(桜井グラフィックシステムズ国内営業本部)