富士フイルム 欧州チルバーグ工場の全電力が風力発電でカバー

左:チルバーグ工場のピーター・ストルイク工場長、右:Eneco社のマルク・ファン・デル・リンデン取締役
左:チルバーグ工場のピーター・ストルイク工場長、右:Eneco社のマルク・ファン・デル・リンデン取締役

CTPプレートなどの生産を担うFUJIFILM Manufacturing Europe B.Vのチルバーグ工場は、このほど工場の全電力をすべて風力発電でカバーすることが可能になった。富士フイルムグループは地球温暖化防止のために、製品ライフサイクル全体にわたってCO2排出量削減に力を入れている。その一環として、世界の各拠点で再生可能エネルギー(グリーンエネルギー)の活用にも取り組んでいる。

チルバーグ工場で風力発電を導入したのは2011年9月。オランダのエネルギー供給会社、Eneco社との共同プロジェクトにより、工場敷地内に5基の風力発電タービン『FUJIFILM Wind Farm』を設置し、当初、工場の消費電力の15%を供給していた。このほど、富士フイルムは、北海に面するゼーラント州の大型風力タービン5基による年間100ギガワット時(3万世帯相当)の電力供給を受ける契約をEneco社と締結。風力発電による工場電力のカバーを可能にした。

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