コダック マンスフィールド氏がコダックインクジェット技術を解説

米国エンタープライズインクジェットシステム事業部ワールドワイドセールス&マーケティングディレクターのウィル・マンスフィールド氏は、10月30日、東京都品川区のコダック本社で、「世界最高速フルカラーインクジェットプレス Prosper 6000プレスが支持される理由とは」と題してプレゼンテーションを行った。

マンスフィールド氏は米国で権威のあるインターテックアワードを受賞したProsper 6000プレスの基本仕様を説明。商業印刷向け、出版印刷向けのタイプがあり、大きくオフセット輪転機とドロップオンデマンド方式インクジェットシステムの置き換えを指向するユーザーに導入されている現状を語った。

同機に採用されているのは、絶えずインクを吐出し続けるコンティニュアスインクジェット技術。ドロップオンデマンド方式に比べ、濃度の高い印刷が可能で、対応用紙の幅が広く、さらにコストを低く抑えることができる。また、Prosper 6000プレスは乾燥機構が大幅に改良され、用紙への負担を軽減。搬送部の複数のポイントでインクを乾燥させるため、通常は見当が合いにくくなるが、インテリジェントプリントシステムというリアルタイムで画像のズレを検知して補正する機能が搭載れ、見当精度の課題を克服している。

マンスフィールド氏はその上で、実際に市場で流通している「マガログ」(マガジン+カタログ)やダイレクトメール、書籍、新聞の制作物を紹介した。

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